通気層のない外壁は欠陥か… ロックウール実験開始

みなさんこんにちは。夫の方です( ̄^ ̄)ゞ
今回は外断熱材に使われているロックウールで実験を試みている話です。

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低燃費住宅の外壁はアルセコ外断熱システム。
ドイツでは何十年と活躍中のシステムだそうですが、現在の日本の住宅で採用されている通気層がないことから怪しまれる書き込みもちらほら…
・通気層がないから壁内結露対策として欠陥がある…
・気候が違うドイツの仕様を日本に持ってきても意味があるのか…などなど
日本の住宅の多くは、このように壁と外壁の間に通気層があります。

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設計や施工が悪いと、ここにコウモリやネズミ、虫など入り込んでくるんですけどね…。
つまるところ、
壁に通気層、配水経路がない→もし外壁から水が入ると抜けない→壁内結露の原因になる…ということだと思います。
低燃費住宅さんに質問したところ、入っても抜けますから大丈夫ですよ。と軽くサラッと言っていたような。
どちらが正しいのか、その真相は分かりません。
ただ、ドイツだって雨も降れば、高温多湿な日だってある。
南部のミュンヘンでさえ札幌より北にある高緯度地域、冬は寒い☃️。いろんな気象条件に耐えなければなりません。
それから、ドイツの住宅建築基準は日本よりずっと厳しく、物作りにおいてもマイスター制度が醸成されている国。
そんな国で実績を積んできた外壁が日本に来ると全くダメか…
私はそんな風には思えません。
壁の主な材料の特性を整理すると、
・セルロースファイバーは水は含まず、湿気は通す(調湿する)。
・モイスは水を含んでもすぐに気化する、湿気は通す(調湿する)。
・外壁の塗り仕上げ材は水は通さないが湿気は通す。
以上は低燃費住宅さんにある実験サンプルやこれまでのわたしの適当な遊びも含めて明らかです。
問題はロックウール・・・
・もし外壁に傷がつき水が浸入したらどうなるか
・水を貯めこむかどうか
そんなこんなで、自分なりにロックウールの実験をしてみようと思った訳です。
先日の外壁工事中の現場で
「すいません、このロックウールの切れ端もらってもいいですか〜?」
現場監督「いいですよ〜。煮るなり焼くなり、思う存分やってくださいよ😏ニヤリ」
「もちろんです、😏ニヤリ」

私が何か企んでいるのはバレているようですが、またしても自信満々の現場監督!
さてさて、もらってきたロックウールの切れ端、これからどう実験していくか…
重さを測ると

1011

54.3g
このロックウールのブロックは約10cm×10cm、高さ8cmです。
1㎤あたり0.067g
1㎡あたりにすると5.4kg
軽っ!!

外側の断熱をしながらこの軽さ、やはりシステムとしてよく考案されていると思います。
ちなみに、ネットで適当に調べましたが窯業系サイディング15mm厚の重量は1㎡あたり17kgくらいのようです。
ちょっと話がそれました(^_^;)
ひとまずこのロックウール、しばらく屋外に放置しております。
外の湿度の変化で重さが変わるかどうか…
また続きを報告します。

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