こんにちわ夫です。
この週末は久々に晴れましたね。晴れたと思えば、午前中のうちに気温は30℃近くになっており、シャンシャンシャンシャン・・・・とクマゼミの鳴き声も聞こえます。
雨の日はジトっと、晴れた日は目が立ちくらみがするほどに暑い。
過ごしにくい季節に突入しましたね。
この季節は屋内の温湿度管理も大変です。皆さん、家の中の湿度も高めになっていると思いますが、温湿度管理はうまくいっていますか?
本日は、我が家のここ最近の温湿度の状況について書きたいと思います。
6月~7月の天気
今年の6~7月の天気を見てみましょう。
気象庁のHPから、最寄りの多度津観測所のデータを見てみます。
〇多度津地点 6月の気象データ
〇多度津地点 7月の気象データ
四国地方では、昨年、2019年の梅雨入りが6月下旬であったのに対し、2020年の梅雨入りは早く、6月初めには梅雨入りしておりました。
現在のところ梅雨明けは7月下旬の予報ですので、今年は長い梅雨となりそうです。
そして、雨がよく降りました。
気象データでは、6月は11日/1~30日、7月も11日/1~18日に降水量が記録されていますね。
6月で約36%、7月の今日までで約61%の日で雨が降っています。
最低気温は7/20の17.5℃、最高は7/23の31.5℃、平均気温はだいたい22~25℃あたり、そして湿度はというと、平均70%~90%の日が多いです。
気温もある程度高くなっており、湿度も高い。
昨日7/17は温度の平均は25.2℃、湿度の平均は78%となっています。
空気中の水分量を示す絶対湿度を見てみますと、15.7g/空気1㎏を示しています。
快適さを示す絶対湿度12gを大きく上回っておりますし、かなり不快です。
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(補足:絶対湿度)
絶対湿度を見る時は、分母に注意しましょう。
絶対湿度には空気1㎥を分母とする容積絶対湿度(㎏/㎥)と空気1㎏を分母とする質量絶対湿度(㎏/㎏)があります。私の場合ですが、空気湿り線図ですぐに見れる質量絶対湿度(㎏/㎏)をいつも見ています。
空気1㎏と空気1㎥に関してですが、気温20℃、湿度50%の場合で空気1㎥は約1.2㎏くらいあります。
空気834c㎥が約1㎏となります。
まあ、容積絶対湿度(㎏/㎥)で見る場合、質量絶対湿度(㎏/㎏)で見る場合の約1.2倍の値が示されていると理解していればいいかと思います。
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さて、外気の状態はこのように不快な環境です。そこで、家の中の温湿度をどのようにコントロールするかが重要になってきます。
家の中の温湿度コントロール
この時期、家の中で除湿器を使用しているご家庭もあると思いますが、我が家の温湿度のコントロールはエアコンのみです。
エアコンは主に温度のコントロールをするもので、室温を下げる過程で冷えた熱交換器部分に結露ができ、その結露水をドレーンで外に排出することにより湿度も低下させることができます。
しかし、この梅雨時期では、先ほども示した通り外気温の平均は22~25℃です。
皆さん、エアコンの稼働時は設定温度を何度にしますか?
我が家は夏の場合は基本27℃設定です。
ということで、今年は6月に入ったころから冷房運転をしていたのですが、室温は25~27℃あたりのことが多い屋内環境で27℃設定でエアコンを稼働しても、すぐに冷房運転が止まって送風モードになっていました(汗)。
当然、熱交換器は冷えていないので除湿されません…..。
ということで、6月~7月は25℃設定でエアコンを動かしていました。しかし夜になると足元が冷えてくるので夜間は27℃に戻す。という感じで昼と夜で設定温度を変えながら調整しておりました。
あと、この時期の生活面での悩みは洗濯物の湿気です。
我が家は春~秋は洗濯物は外のスペースで干すようにしていますが、雨の日は乾きません。
生乾きのにおいも生じるので、雨の日に限っては室内干しをしています。
室内干しスペースではサーキュレーターを回して洗濯物に風をあてることで早く乾かします。
この時は、油断すると室内の湿度が70%程度になってしまうことがあるので、その時は除湿運転に切り替えています。
一日のうちでも家の温湿度計を見ながら、エアコンの設定温度や冷房or除湿の切り替えをこまめにすることで、室温25~27℃、湿度60%あたりで過ごしておりました。
再熱除湿方式のエアコン
先ほど、エアコンは室温を下げる機能が主で、その過程で除湿もされる。ということを書きましたが、一般的なエアコンでは除湿と室温低下はセットになります。そして、外気温が低く室温もそれほど高くない状態であれば冷房or除湿運転は停止(送風モードになる)し、冷房も除湿もされません。
冷房or除湿をしようとすると、「設定温度をさらに下げる」方法しかないのですが、そうすると今度は冷えて風邪をひく・・・。この季節、冷房によって体調を崩されている方もちらほら見かけます。
体調を崩したくないので高温多湿のままで過ごしていると、今度は家の中にカビが発生してくる。
カビとダニはセットですので、カビが出ればダニも増える。ダニが増えるとアレルゲンも増える。
もう、どうしようもなくなってくるのです。
これが梅雨が終わって猛暑日になるとエアコンは常に稼働しているので、冷房も除湿もコントロールがしやすくなるのですが、今は一年のうちでも最も温湿度のコントロールが難しい季節。
しかし、この時期の温湿度コントロールに効果を発揮するエアコンがあります。
それが「再熱除湿方式」のエアコンです。
これは、熱交換器を冷やしてどんどん除湿し、除湿後の冷えた空気を再び温めて室内に戻すという機能を有しています。
家の中の温度を下げすぎることなく、除湿ができるのです!!
この機種のデメリットは電気代がやや高くなることですが、1年のうちでも梅雨時期と秋の時期もしっかり除湿できますし、我が家も次に買い替える時はこの「再熱除湿方式」のエアコンにしようと考えています。
ウェルネストホームの家の強み
ウェルネストホームの家は気密性や断熱性などの性能面が良く、吹き抜けのある35坪、約70畳ほどの空間でも6畳用のエアコン1台で冷房、暖房のコントロールができます。
これは、高気密高断熱住宅に力を入れられている他の工務店さんの家でも、同じように小さなエアコン1台で十分!というところはあると思います。
それにプラスして、何といっても調湿力の高さがウェルネストホームの家の特徴だと思います。
今年のように梅雨が長い場合はやりにくい面もあるものの、それでも何とかエアコンの調節のみで湿度50~60%の環境で生活することができます。そしてエアコン以外の特別の空調機器に頼らないので電気代が安い。
夏の室内干しに関しても、家の調湿力が高い分、洗濯物はよく乾きます。
本日の我が家の温湿度ですが、このようになっています。
室温27℃、湿度55%、絶対湿度はというと12.28g/kgです。
快適さの指標となる絶対湿度12g/㎏をほんの少し上回っていますが、何とか快適空間を維持できています。
外気は30℃で湿度は70%、絶対湿度は18.79g/kgと超不快ですので、過ごしやすいです。
家の調湿力が高いというのは本当に素晴らしいです。
おわりに
昨年の梅雨入りは6月下旬でした。そしてエアコンの冷房運転を開始したのは7月。
今年の梅雨入りは6月上旬、そしてエアコンの冷房運転を開始したのは6月に入ってすぐ。
我が家の場合、だいたい梅雨入りと同時に夏季のエアコン冷房運転を開始しています。
6月にエアコンを使用する目的は「除湿」したいからです。
外気温、室温がそれほど高くないのに高湿度な時期はエアコンの使い方もこまめに設定変更で乗り切るしかないのですが、カビやダニの問題もありますので、湿度は60%以下で維持することを心がけましょう。
また、湿度が高いと暑く感じ、ついつい冷房の設定温度が下がり気味になってしまうので気を付けましょう。
特に今年は体調を崩して咳や鼻水、発熱があると職場への報告や病院で診てもらうのも大変ですので、夏のエアコンの調整には気をつけたいですね。
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