こだわらないはずだった浴室

低燃費住宅の水まわり設備(キッチン、浴室、トイレ、洗面)。
現在の標準はタカラスタンダードです。

タカラと言えば高品位ホーロー。
汚れにくく、強く、長持ちして、ホーローパネルにはマグネットもつくし使い勝手も良い。
コスパ良し(=メーカー値引きが他社と比べて少ない=商品に自信があるからだと思います)。

まさに、高性能な低燃費住宅にピッタリなメーカーだと思います。

……そう、思うんですけど、我が家では何も採用せずごめんなさい…笑

家づくり計画の初期、夫君も嫁子も浴室だけはあまり興味がわかず、どこのシステムバスにしても大差ないだろうと思っていました。
が、ショウルームをいろいろと巡ってみると、細かな点で色々と違いはあるもので…(自己満足の領域です)。
こだわりのなかったはずが散々時間をかけて比較検討した結果、最終的にTOTOサザナに決定しました。

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決め手になったのは、掃除のしやすさが特に優れていると感じたことです。
具体的には、パッキンレスのドアや浴室内のコーキングの少なさ、お掃除らくらくカウンター かな。
TOTOの代名詞とも言えそうな「ほっカラリ床」も、今春のリニューアルで汚れがつきにくくなったそうですし。我が家ではお風呂場ではイスを使わず、床に直接座りたいので、柔らかいほっカラリ床で汚れもつきにくいなら一石二鳥なんですよ。

さて、この辺りは実際に使ってみてからのレポートがまたできたらいいなと思います。


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トイレに黒いG

虫の話ではありませんのでご安心ください(﹡ˆ︶ˆ﹡)笑

嫁子は、トイレに非常にこだわりがあります。

汚い・臭いというマイナスイメージの空間ではなく、完全にプライベートな落ち着ける快適な空間にしたいのです。
特に1階のトイレは、家族全員が1日に何度も使う場所ですし、お客様に使っていただく機会もあると思うので、思いきりこだわらせてもらいました。
少し広めの1.5畳程。
タンクレストイレでスッキリと。
造作の手洗いカウンターに、鏡も付けよう。
お気に入りの照明をぶら下げて。

タイトルの黒いGというのはですね、
リクシルのSATIS G ブラック のことなのです(﹡ˆ︶ˆ﹡)

画像お借りしました

なぜ黒いトイレなのかと言いますと…

ある日、家族で家づくりの話をしていると、上の子どもが「トイレは黒がいい」と突然に言い出したのです。

日を変えて何度聞き返しても、「トイレはぜったい黒にして」と…

その頃は嫁子も夫君も、トイレは清潔感溢れる白でしょ!と思っていたので、黒をどんな風に取り入れたらいいかなぁと思案していました。
というか、子どもの言うことですから、まぁ気分で言ってるだけかもしれないしと、話半分で聞いていました。

しかし…ショールーム巡りでリクシルを訪れるたびに、我が家のチビズが2人揃って、展示の黒いトイレから離れようとしないのです。

黒いトイレの何がそんなにも我が家の子どもたちを惹きつけるのか?
不思議でなりませんでした。

しかし、子どもにつられて何度も見ているうちに、
「…黒いトイレ、かっこいいな…子どもの感性すごいな…」
と、すっかりこちらが黒トイレにハマってしまいました(>_<)

マットな質感がまた美しいのです。
2階にもトイレは置くし、それなら1つは思い切って黒を使ってみようか!というわけで、せっかくの贅沢品なので使用頻度の高い1階トイレに鎮座してもらうことにしました♡
ちなみに、トイレに合わせて、照明もマットな黒のペンダントライトをぶら下げることに。

画像お借りしました
トムディクソンのビートライトファット(画像一番右)。

なんとも言えない独特なフォルムに、マットな黒の質感、内側の真鍮…素敵すぎる。

想像してヨダレ出そうです。

SATIS G  の気に入っているポイントは、見た目だけではありません。

汚れのつきにくい新素材アクアセラミック採用。
見た目には節水とは思えない程の勢いのある水流れ、なのにとても静か。
泡クッションで、着水音と水跳ねを軽減。
継ぎ目のないスッキリ美しいボディ。

惚れてまうやろ♡
web内覧会でのお披露目が今から楽しみです(﹡ˆ︶ˆ﹡)♬*
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こだわりキッチンの話。紆余曲折、回顧録。

 

今日は、現在のキッチン構想に至るまでの紆余曲折を振り返るお話を。

家づくり計画スタートほやほやの頃。
ハウスメーカーの完成見学会などに行くとよく使われていた、ヤマハやリクシルのシステムキッチン。
人工大理石でカラフルなものが多く、お手入れもラク、収納も使いやすくてイイねという感じでした。
この頃はこだわり云々以前に、知識も何もなくて…目の付け所が分からないので、何を見ても輝いて見えていました。
しかし夫君は言います。
「俺は人大はイヤだ。ステンレスがいい」

ほー。なるほど。でもステンレスって昭和の香りしない?業務用みたいでさっぱりしすぎじゃない?なんて心の中でつぶやく嫁子。

 

次なるウェーブは、デザイン住宅の工務店の見学会を訪れたとき。
パッシブデザインで、あらゆる面でハウスメーカーの家とレベルが違いすぎて、驚きや興奮を通り越して大きなショックを受けました。中でも一番ショックだったのは、LDKの中で圧倒的存在感を放つ、トーヨーキッチン。こんなカッコいいステンレスキッチンが世に存在していたなんて…そして食洗器にはMiele(ミーレ)。おしゃれな海外機器まで入っている。私なんて、トーヨーキッチンも、こんな海外の食洗器も見たこともなかったのに(読み方すら分からないのに)。
すっかり無言になり、半泣き状態でその見学会を後にしました。この時はっきり突き付けられたのは、家づくりに対してあまりにも自分たちが無知すぎるということ。こんな状態では、まだまだ家は建てられない。もっと勉強しなければ!!

それからというもの、何かに取り憑かれたように、休みになると片っ端から見学会を行脚する日々が始まりました。トーヨーキッチンのショウルームにも何回通ったかな…笑  Miele食洗器の使用体験会にも参加しました。すっかり、おしゃれでカッコイイ大きなキッチンの虜になった私たち。自分たちの家にも、トーヨーキッチン+ミーレ食洗機を導入しようと盛り上がっていました(真似って言わないで)。

 

そんな中訪れた、とある工務店の見学会。サーファーズハウス的なおしゃれな施工例が多いところでした。トーヨーキッチンについて話を振ってみたら、「ウチでも入れたことありますよ」と!いっきにテンションの上がる私たちでしたが、次の言葉は「でもあまりオススメはしません」と…
聞くところによると、使っているステンレスの品質的に、もらいサビしやすいんだそうです…そこのお客様のお家でも簡単にもらいサビが出たんだと聞いて、一気に青ざめる私たち。あぁ、ステンレスにも色々あるのね…というか、オールステンレスキッチンなのに、ステンレスの品質がちょっとって、どういうことなのよ…掃除があまり得意ではない嫁子にとって、(そんな嫁をもつ夫君にとっても)これは無視できない情報でしたので…色々調べた結果、トーヨーキッチンも却下になりました。
(2016.9.21追記〜トーヨーさんのHPを拝見したところ、ワークトップのステンレスにはSUS304を使用しています、と記載されていました。あれ?いいステンレスだよ…いつの間に変わったのか??)

次に、ステンレスの品質としては最良の18-8ステンレス(追記〜前述のSUS304と同じものと捉えていいかと思います)を使っているオールステンレスキッチンをということで辿り着いたのがクリナップ。ステンレスの仕上げはヘアラインにしたかったので、私達が狙いを定めたのはクリナップの中でも最上位のS.Sでした。話を聞いてみると、重いステンレスの引き出しを支えるレールだってとても品質の良いものを使っているんだとか。シンプルでかっこいい見た目と品質の高さはさすがです。しかしねぇ、これが高いんですよ…この頃にはもう、キッチンタイプはフルフラットのアイランドもしくはペニンシュラにしよう。そして背面にももう一つキッチンを、と思っていたので、参考までに見積もりを作ってもらったりもしましたがとにかく値が張って仕方ない…しかし土地すら決まっていない状態では、その金額の高さすら漠然として、リアリティーがないんですよね。

 

さて、そんなフワフワした不安を抱えつつも、なんだかんだでついに土地が決定。家づくりがようやく本格的にスタートしました。プランニングをしてもらっていく中で、なんだかキッチン周りの予算配分が明らかにアンバランス…と言いますか、希望を全て叶えるのには到底無理がありました。前面アイランドだけクリナップにして、背面は造作にするか?前面と背面の仕上げは揃えたいし、ルプのようなシンプルなオーダーキッチンにするか?なかなか答えが出ません。ステンレスのオーダーキッチンの、タニコー松岡製作所ならできるのかな…少しでも安く、希望のキッチンを叶えたいのに、夫君たら「IHも海外のにしたいな。AEG(アーエーゲー)かGAGGENAU(ガゲナウ)!!」とか言い出しますし…模索の日々は続きます。
さて、モヤモヤ悩みつつも、家の要素はキッチンだけではありません。トイレやお風呂など他の設備もありますから、とりあえず改めてショウルーム巡りをしようかというわけで、水回り各社を数回ずつまわります。何回目かのローテーション。リクシルのショウルームに行った時に、とあるキッチンの存在に気付きます。リシェルSiのセラミックトップキッチン。焼き物のような他にはないその表情に嫁子は一目惚れ。また、セラミックの頑丈さ、リクシルならではの使い勝手の良さなどに改めて心動かされます。ずっとずっとステンレスにこだわっていたから随分遠回りしてしまったけれど、ようやく、これだと思えるキッチンに出会えたのです。おまけに新しく発売された三菱のEURO(ユーロ)IH!ユーロと名付けられているだけあって、デザインがとても素敵!国産IHの野暮ったさが全然ありません。海外のIHは日本のものと間口が異なっていることが多く、付けたくても付けられないパターンが多いので、これなら問題も全て解決です。

およそ3年もかけて熟考してきたキッチン選びもようやく決着しました(?)し、ワクワクと共に安心感に包まれます。よし!設備関係もだいぶ希望が固まったし、家具でも覗きに行ってみようかと訪れたのが、低燃費住宅の完成見学会で家具展示をしていた家具屋さんです。この家具屋さん、アンティーク家具も多く取り扱っており、自然素材に囲まれた低燃費住宅のテイストとよく馴染んでとても素敵なのです。ちょうどその時にはソファ展なるものも開催されており、良い機会だからとりあえずソファ全部座ってみようよということで店の奥に入ります。

そこで目にしたものは……

ダイニングテーブルと一体型の、大きな造作キッチンだったのです。それがまぁ、なんともなんとも素敵な仕上がりで…キッチン本体は夫君の大好物、オールステンレス。カウンター部分は木なのですが、今までに見てきた造作キッチンにはない質感と仕上がりなんです。さすが家具屋さんの仕事だけあるわ…夫君、いつになってもそのキッチンから離れようとしません。嫁子は隣で、内心、(もうリクシルって決めてるのに~!(もうこれ以上悩むの疲れた))という心境。たぶん顔にも思い切り出ていたと思いますが、夫君は気づかないふりでそこの社長さんに色々と質問をぶつけます。

…オーダーだからIHも食洗器も好きなの入れられますよ~…
…この展示のキッチンは費用いくらだったんですか?エッ そんなに安く??!…

二人の会話が遠くで聞こえます…

皆さん、もうお分かりですね。
後日、気力と体力の復活した嫁子もめでたくすっかりその気になり、この家具屋さんでキッチンを作ってもらうこととなったのでしたー!!!

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ふぅ。キッチン回顧録フィニッシュ!笑

長文にも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございます(*^^*)


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