室温と体への負担について(国土交通相の中間報告も発表されていました)

皆さんこんにちわ夫の方です。
3月に入り、だんだん暖かくなってきましたね(^-^)
私達が低燃費住宅に住み始めて、今シーズンの冬も終わろうとしています。
寒かった2月中もおうちの中はずっと温かく維持されており、裸足の生活が続きました。
朝起きた時の室温はだいたい18〜19度くらい、この室温で目覚める生活で感じた事は体が楽!!という事です。
眠い目をこすりながらも、気合いを入れずにすんなり布団から出られます(^-^)
これまでの冬に比べたら、ずいぶん体への負担が軽減されているのを感じます。
少し前に、国土交通省からこのような報道発表資料が出ていました。
◾️住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告
http://www.mlit.go.jp/common/001158519.pdf
この調査結果によると、得られつつある知見として
・起床時の室温が低いほど血圧が高くなる傾向
・断熱改修により室温が上昇すると居住者の血圧は低下する傾向
・高齢者ほど室温低下による血圧上昇量が大きい
などが報告されています。
資料抜粋

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これを見ると、1つ目の図で断熱改修したのに室温が低下している方々が47/165名、おいおい!!どんな改修したんだい??
っていうツッコミはありますが…
それでもこの調査結果からは、室温上昇と血圧低下に相関がある傾向は読み取れます。
なるほど〜!
低燃費住宅に引っ越ししてきて冬の起床時に体が楽だと感じたのは、やはり室温が高く維持されている事と大きく関連性があったのだと納得しました(^-^)
しかも歳を取るほど、部屋が寒いということが体への負担になってくるのですね((((;゚Д゚)))))))
さらにこの報告では、平均室温18度未満の住宅では入浴事故(ヒートショック)のリスクが高くなる「42℃以上+長めの入浴」をされる方の割合が高くなっているという傾向も出ています。
体が冷えているとお風呂でしっかり温まりたいところですが…危険な行為なのですね(−_−;)
寒い住環境は血圧上昇やヒートショックなどの健康リスクが確実に高くなるので、早めの改善をしたいところです。
これから新築やリフォームを検討されている方は是非、高気密高断熱住宅、断熱改修を!
健康リスク軽減、体への負担軽減になりますから(^-^)
今日は長くなったのでこの辺で…

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換気失敗で結露

皆さんこんにちわ、夫の方です。
ついにやってしまいました?
お風呂の換気を失敗して結露。

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我が家はお風呂のあとは浴室ドアを開けて自然換気をしています。
しかし、この日は室内の湿度も60パーセントほどあったので、浴室ドアを閉めたまま2時間タイマーで換気扇を回しておりました。
そしてそのまま、ドアを開けるのを忘れて朝になったらこの結果。
さすがのトリプルガラスでも結露してしまいました(>_<) 浴室は湿度が高いですし、2時間の換気では全くダメですね…反省。 ??ふと、ある事に気づきます。 結露がガラス面の下部のみに生じています。 もしや…サッシの下部の方が温度が低い? 低燃費住宅に問い合わせたところ、早速営業さんがモデルハウスで確認するとの事。 もう引き渡しが終わったというのに何かとやり取りがあり、すぐに対応してくれます。 いつもアフターケア万全でありがとうございます(^-^) さてさて、すぐに画像が届きます。

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これは、ガラス部の際を計測して下さい!
とお願いしました。
ガラス部の上下で1.5度の差が出ています。
ちなみに、この時の外気温は6度です。
続いてサッシ部

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サッシ部の上下では0.8度の差が出ています。
やはり!!
下の方が温度が低い…。
しかもガラス部の方が低くなってる。
我が家の換気失敗時の窓ガラス下部の結露は、このわずかな温度差の部分で生じたのだと納得したのでした(´ー`)
(露点温度がこの温度帯にあったという事です)
またまた次の疑問が…
こんなに性能の良いサッシなのに、何で下部のみ温度が低くなるのか(-_-)
ガラス面では1度以上も差が出てる。
営業さん曰く
「恐らくですが、サッシの下部に排水溝があります。
考えられるのはそこしかありません!」
確認すると

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ありました。
確かに樹脂サッシの下部に小さな排水溝が数カ所あります。
ここはサッシ部に溜まった雨水を排水するための穴で、必ずなくてはならない穴。
外部に通じており、この穴から外気が入り込んで近くにあるガラス部を冷やしていたのだと分かりました。
それにしても…こんな小さな穴でも外気と繋がっている事で影響が生じるなんて!
ここはまだサッシ内部で外気が止まっているからいいものの、隙間の多い家ならどうなる事か…((((;゚Д゚)))))))
C値を小さく抑える事の重要性も感じたのでした。
ほんとに、住宅はデリケートです。
換気の失敗で結露させてしまったものの、こんな展開になり、また一つ勉強しました(^-^)
私の小さな疑問でも、すぐに対応していただき解決してくれた営業さんには感謝です。
さすがは元技術職のカリスマ営業さん!
また細かな質問をしてしまうかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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一般的な住宅の必要加湿量はどのくらいか

みなさんこんにちわ夫の方です_φ(・_・
本日は一般的な住宅で必要な加湿量はどのくらいか、について書きたいと思います。

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これまで湿度の話は相対湿度について書いてきましたが、今日は空気が含む水分量についての話です。
これは、「絶対湿度」に関連する内容ですが、絶対湿度とは、空気1kg中に存在する水蒸気量(kg)です。
しかし空気1kgは温度によって体積が変わるし、ややこしいんですよね(~_~;)
普通に言われている湿度とは相対湿度の事だし、その相対湿度は1㎥中が基準。
家の体積も決まってるし・・・という事で、今回も体積を基準とする飽和水蒸気量を使って説明しようと思います。
またしてもこのグラフを参考とします。

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画像お借りしています
まず、
①家全体でどれだけの容積か
を計算します。
標準的な住宅の大きさとして、37坪(床面積 約122.3㎡)で天井高2.4mの家だと、だいたい294㎥の容量があります。
吹抜けなどがある家も考慮して、300㎥で設定します。
②その中で空気が含む水分量を計算
ここに外気の温度5℃、湿度50パーセントの空気が入ってきたとします。
5℃の空気の飽和水蒸気量は6.81gです。
その50%は約3.4g(1㎥あたり)です。
これに家の容積を掛けると
3.4g×300=1021.5
家の中にある水分量は1021.5gです。
③暖房時の必要水分量を求める
この空気を20℃まで温め、湿度50%を維持する場合、
20℃で湿度50%の空気が有する水分量は、飽和水蒸気量が約8.7g(1㎥あたり)なので、家の容積を掛けると
8.7g×300=2596.5g
不足する水分量は
2596.5-1021.5=1575g
なので、約1.5リットルを加湿すれば20℃湿度50%になるのです。
これは、あくまでも家全体で外気が5℃の場合ですので、外気が暖かかったり、リビングだけでいい場合はもっと少量で済みます。
④24時間換気を考慮する
現在の家では、2時間に1回、家中の空気が入れ替わるように24時間換気システムを設置しなければなりません。これは2003年に建築基準法が改正されてから義務づけられています。
このため、顕熱交換タイプ(温度の交換)の換気システムで外気5℃湿度50%の空気を入れ替えていくとすると、2時間毎に1575gを加湿しないと湿度50%を維持できません。
1時間にすると、約788gです。
これ、約20畳(体積80㎥)のリビングダイニングルームだけの場合、計算しますと約210gなんです。
◾️まとめ
外気5℃湿度50%の外気を取り込み、20℃湿度50%を目標に加湿する場合、
○37坪の家全体で1時間あたり約788g
○20畳のリビングダイニングだけだと1時間あたり約210g
の加湿量で大丈夫なのです。
実際は隙間のロスや空気の循環の仕方に影響されますので目安ですが。
どうですか?
案外少ないですよね。
外気温が5℃より高いと、さらに少なくていいのです!
以前のマンションでは、最初は大きな加湿器を使っておりましたが、これを計算してからは小さな加湿器に買い替えました(^-^)

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賃貸マンションはシングルガラス+アルミサッシだったためその部分が冷えて毎朝結露しましたが、加湿のしすぎを防ぐ事により、結露の量はかなりマシになりました。
皆さん、加湿のしすぎに注意しましょう(^-^)!

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