ダイキン「デシカホームエア」を検討した日々

みなさんこんにちわ夫の方です( ̄^ ̄)ゞ
ようやく梅雨も明けましたね。
しかし、これからの季節は晴れていても高温多湿な日が続きます。
皆さま熱中症にはくれぐれもお気をつけください。特に大人はお茶や水では吸収が追いつきません!塩分やスポーツドリンクなどをしっかり補給してくださいね!!
さてさて、本日はダイキンの「デシカホームエア」について書きたいと思います。
もう2年くらい前から書きたいと思っておりました。
季節がら、夏の湿度管理は難しい…という話をここ数回しておりますが、一戸建住宅においても調湿しながら換気する凄い空調設備があるんです。
私達は工務店選びの最終段階の頃、このデシカ導入についても検討しました。
工務店さんの家づくりにはいろいろと特色がありまして、ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんのように調湿性のある建材を多用するところもあれば、壁に湿気を入れずに高気密・高断熱化を図るといったところもあります。
真剣に家づくりに取り組まれている工務店さんの技術力は本当にすごいのです。
全て自社で責任を持って手配・施工・管理していますから。
しかし、そんな高性能な高気密・高断熱住宅でも、冬の乾燥、夏の除湿能力不足(大きなエアコンが必要なくなるため)という問題は生じます。
気密と断熱により夏も冬も温度を一定範囲に保てても、湿度に関しては管理が難しいのです。
その理由はこちら
宿泊体験から帰ってガックリ…湿度管理は難しい
その湿度管理の問題を解決してしまうのがこのデシカホームエアです。

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画像の画像の出典:ダイキンHPより

ダイキンさんはエアコンでも「うるるとさららシリーズ」など除湿・加湿する機種を出していますが(電気代はかかりますよ 汗)、デシカホームエアはその能力と効率が違います。
40坪くらいの家でも余裕で湿度を40〜60%に維持します。能力的には家庭用エアコン2〜3台分の能力があるようです。
エアコンではキンキンに冷えた熱交換器で結露現象を利用して除湿しますが、デシカはハイブリッドデシカ素子によりそれほど低温にさせずに除湿・加湿を行います。
しかも絶対湿度により厳密に湿度管理しますので快適さが違います。
夏でも湿度40%で維持できるんだとか!!
ここまでの除湿はエアコンでは困難です。
しかも、高効率なのでエアコンによる除湿・加湿に比べて消費電力が少なくて済みます。
その仕組みを知れば知るほどすごい空調設備だな〜と感じます。
詳しくは以下をどうぞ
DAIKIN 住宅向け全館換気・全館空調
で、私たち??
ご覧の通りで導入しませんでした。
その理由はいくつかありますが、まずは初期費用とランニングコストです。
導入費用とランニングコスト
導入費用は本体、配管等の費用、施工費で150万くらいの見積りだったような…高い(汗)
電気代は今の電気代の単価で年間3.6万円程度らしいですが、これは気密・断熱がしっかりとれている家の話で、年間10万くらい電気代がかかっている方もいるようです。
電気代が年3.6万だったとして、初期費用+ランニングコストは20年で約220万、これにさらにフィルター交換や部品交換などのメンテナンス費もかかってきます。
ちなみに、こんなに高いのにメーカー保証は1年のみ…なんで1年しか保証できないのか…?? ここも引っかかりました。
空調設備の寿命
空調設備なので、やはり15〜20年での交換になるようです。
今建てた家に40年住むとすれば、途中で1回は交換になります。
今の電気代で計算しても40年で220万×2で440万のコストがかかってきます。
仮に、電気代が年5万かかったとすると40年で500万以上、電気代が年10万だとすると40年で700万以上、快適なのはいいのですが、この設備の導入により もの物凄いコストが長期的にかかってきます:(;゙゚’ω゚’):
給気・排気はダクト式
デシカを導入する場合は本体と各部屋を20センチの太いダクトで繋がなければなりません。
家の構造によって配管費や施工費も変わってくると思いますが、配管の中が清掃できないので長く使っていくと埃や汚れの問題が気になります。
20年経って本体入れ替えと同時にダクトも新しくするとなると、壁や天井を触らなくてはなりません。
これはさらに大きな出費になると思います。
冬は乾燥気味になる
デシカを導入している家では、夏は湿度50%以下に維持できてものすごく快適なようですが、冬は40%程度になるようです。
デシカの能力からすれば冬も50%にできるのですが、結露のリスクがありますので40%程度に設定しているようです。
また、外気温が5℃を下回ると自動的に排気モードに変わって部屋の湿度をさらに下げてしまいます(・・;)。これも結露のリスク回避のためです。
我が家の判断
空調設備とはいえ、電力に頼った空調管理はお金がかかります。
少なく見積もって40年間で440万以上の支出。
電気代の上昇や不具合・故障時の出費、ダクト配管の交換や清掃の問題などを考えると、一体いくらかかるのか…、そんなリスクも考えるとちょっと導入できないな〜と思いました。
さすがに夏はデシカの除湿力・快適性には敵わないものの、調湿性の高い家ではエアコンのみで湿度50%台(絶対湿度12g以下)で管理する事が可能なので必要ないかなと…。
そんな訳で、私達はランニングコストを含めたトータルコストや電気代上昇などのリスクを考えた上で、ウェルネストホーム(低燃費住宅)で家を建てた訳ですが、今現在、小さなエアコン1台のみでも湿度管理ができており十分快適に過ごせています。
先日も停電がありましたが、電力が途絶えた時の安心感は大きかったですね。
デシカホームエアについては、
一戸建て住宅ではもっと能力を落としてもいいように思います。設置空間の問題もありますので、ダウンサイジングと導入費用・消費電力を低くする事ができればいいのにな〜と感じます。
一方、ビルや商業施設、公共施設、学校施設など人が集まる建物では、デシカのような空調設備を導入する事により、効率的に多くの人が快適・健康的に過ごす事が可能になると思います。
人が集まる場所ではもっと普及してほしいですね。
余談ですが、
先ほどの書いた外気温5℃以下の排気モードの問題、実はウェルネストホーム(低燃費住宅)のスタッフさんが見つけたようです。
ウェルネストホームさんのモデルハウス「プラスエナジーハウス」の一室には、

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デシカホームエアがあります!
実は私もここで実物を見ました。
このゴツさは半端ないですよ(汗)
何でも、モデルハウス建築時に試験導入してデータを取っているんだそうです。
ウェルネストホームで家を建てるならデシカは必要ないと思いますが、住宅性能の向上のためにいろんなものを試す貪欲さは素晴らしいな〜と思います(^-^)
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犬も食わないアレ…& 蒸し暑い夜に突然の停電。

こんにちは、嫁子です(•ө•)
このところ最高気温が30度越えの日が続いてますね。
先日の蒸し暑い夜のこと。
何の前触れもなく、突然に停電がやってきました。
10分もあればすぐに復旧するだろうと思いきや、なかなか復旧しない。
停電していたのは市内の一部の400世帯でしたが、ご近所の皆さんも不安だったのでしょう。皆ワラワラと懐中電灯持って玄関先に出てきて、情報交換と言いますか、世間話などしておりました。
停電とはいえ、こんな時っていろんな情報や憶測が飛び交うものですね(^^;;
ちょっとした災害訓練に見たて、我が家の状態を考えてみると、
・懐中電灯はチビズが遊んでて電池が切れたまま。
・お菓子は少しあるけど食料の備蓄はあまりない。
ビールは十分にあるけど、水の備蓄がない…
などなど。
日本気象協会 トクする!防災
考えてみると、引越しの時に古くなった備蓄品などを処分しており、ほとんど準備できていない事に気付きました。
反省です。
…少しづつ揃えていくことにします。
さて家の中はというと、
冷蔵庫、エアコン、換気システム、サーキュレーター、空気清浄機など、もちろん電気で動く機器は全て停止しています。
電気があって当たり前の生活をしていましたので、停電時間が長くなるといろいろと考えてしまいます。
まずは家の中が真っ暗なので、カーテンを開けて月明かりを取り入れました。
2階の外部ブラインドはもちろん動かないのですが、こういう時のために一部は手動のものを残しておくのは必要だなと感じました。
結局、復旧までに要した時間は1時間30分。
外は蒸し暑かったですが、お家の中は快適な温湿度を保ったまま。
エアコンが切れても、これくらいの時間では温度、湿度共にほとんど変化がありませんでした。
以前の賃貸マンションでは、エアコン消した途端にすぐ温度が上がってしまい不快だったのとは大きな違い。
子ども達は停電に気付くこともなくスヤスヤと眠り、私たちも安心して復旧を待つことができました。
普段からあまり電力を必要としない家はこういう時にも安心感があります。
気密性・断熱性・調湿性の高い家を建てておいて良かったと実感する出来事でした。
さて、無事に電気が復旧したその後。
停電と同時に電源が落ちていた電化製品などの電源を入れてまわります。
そんなタイミングで勃発した夫婦バトル。
原因は…

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シーリングファンをどのくらいの速度で回転させるか で意見が割れたのでした…
私は家の中全体の空気をかき混ぜようと回転数を上げてブンブン回す派(とは言え、最弱から2番目です…)だったのですが、
夫君は普段寝てる1階部分が2階より少し快適になるよう、遅めに回すんだ(=最弱)と言ってました。
どっちでもいいんだろうけど、しょうもなさすぎて、これぞまさに犬も食わないなぁと、思い返すと笑ってしまいます。
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宿泊体験から帰ってガックリ…湿度管理は難しい(後編)

こんにちわ夫の方です( ̄^ ̄)ゞ
前回の続きで後編です。
賃貸マンションでの夏、エアコンで除湿しようとしても除湿量より流入する湿気の量の方が多くて不快感が続く…。という事を知った私。
高温多湿な生活環境は快適性を損うだけでなく、カビやダニ、それを原因とするアレルギーなどの健康面への影響、さらには家の寿命にも関わってくる問題。
何とかしたいけど、今の家ではエアコンや除湿機など電力を使った除湿しかありません。
しかし、家の容量に合わせた電力による湿度管理はランニングコストが高く、長期的に見れば大きな負担になります。
太陽光をたくさん乗せれば電気代の問題も気にしなくていいかも!といった考えもありますけど、余剰買取りで10年、全量買取で20年の固定買取期間が終われば、その後は??
将来的には売電価格は11円/kwと予測されておりいずれメリットは少なくなってきます。
電力をたくさん必要とする家については、今後の電力事業の動向もありますし、私は警戒しています。
2017新電力比較サイト 「電力自由化で電気料金は上がる」は本当?
電力自由化は初めは料金が多少下がるかもしれませんが、なかなか新規参入が難しい分野ではないかと思います。
しかも、燃料などが高騰すると電力会社は損しないように料金を上げるのも自由です。
これからは再生可能エネルギーの賦課金も上がるし、他の国同様に電気料金は高くなるでしょう。
今後は電気代が徐々に上がっていくと仮定した上で、自分達の老後だけでなく子ども達のためにもできるだけお金は残しておきたい。
快適性は必要だけど、そのために高額なランニングコストを払い続けることは避けたい。そう考えるようになりました。
その頃の私達の家づくりのテーマは「快適性を維持する湿度管理&低燃費」
まあ、快適性と低燃費って、車と同じである意味「相反問題」ですよね(^^;;
電力をたくさん使って温度・湿度管理して「快適だ〜」と言っても、毎月多くの電気代請求が来るようでは将来困りますから。
私達はいろんな家づくりを見てきた中で、そんな難しい課題に取り組まれている家づくりを知りました。それがウェルネストホーム(低燃費住宅)の家でした。

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快適性の決め手は湿度管理。その湿度管理を電力のみに頼らず、調湿性の高い建材を組み合わせる事で低燃費を実現。
何より「健康」という視点からの家づくりに共感しました。
住み始めて半年、実際に住んでみてもいいです。
まだ家の特性とエアコン運転のベストバランスを掴みきれてはいませんが、冬は空気が潤っており、梅雨の時期も小さなエアコン1台で湿度管理が可能です。
もちろん小さなエアコンは消費電力も少ないです。
昨日の温度湿度はこんな感じです。

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外気は湿度80%ですが、35坪の家全体を8畳用のエアコン一つで57%に保っています。
この時点の絶対湿度は約12.1g。絶対湿度12gの快適ラインをほんの少しだけ上回っていますが、超不快な外の空気(絶対湿度は約17.3g)と比べると格段に過ごしやすかったです。
夜も快適に眠りにつけました。
我が家のエアコンの除湿能力は250ml/h程度しかないようですが、除去が足りない湿気は漆喰やセルロースファイバーが吸湿してくれています。
家が調湿性を持つという事は、小さな電力で湿度管理もできるという事で、素晴らしいと感じています。
また、湿度が抑えられるため夏は高めの温度設定で過ごせるのも健康的ですね(^-^)
ウェルネストホーム(低燃費住宅)の家はしっかりと作り込んであるだけに初期費用が高めですが、夏も冬も家が必要とする電力は小さく、長い目で見るとトータルの出費が低く抑えられます。
このあたりはお近くのウェルネストホーム加盟店さんで詳しく聞いてみてくださいね(^-^)
これからおうちを計画されている方は快適に過ごせる湿度管理の方法、そのために必要とするランニングコストについても十分に検討していただきたいと思います。
ウェルネストホームが気になる方は是非とも宿泊体験を利用してください。
ウェルネストホーム
ウェルネストホーム 宿泊体験
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そろそろ「デシカホームエア」について書こうかな…