低燃費住宅の外壁は雨が浸水しても大丈夫か…ロックウールの実験結果です。

こんにちわ夫の方です( ̄^ ̄)ゞ
引っ越し前でバタバタの我が家ですが、本日はずっと前からロックウールの実験をしていた結果について報告したいと思います。
遅くなってごめんなさい💦
先の記事で、アルセコ外断熱システムの外壁は通気層がないこと、雨水が壁に浸入した場合はどうなる?…という内容を書きました。
「この壁の仕様には欠陥があるのでは…」こんな書き込み見たら、それは気になりますよね。
http://tnphousingblog.com/archives/66782092.html
さてさて、その問題点として絞りこんだロックウールの特性、
本日はその実験結果をお知らせします(^-^)
■実験①
手始めとして、まずは雨がかからないよう野外に放置し、湿気のある外気に触れた場合の重さの変化を計測してみました。
開始日のロックウールの重量は54.3g
1日目 54.4g
2日目 54.3g
・・・省略
7日目 54.3g
途中、雨の日もありましたがほとんど変わらずでした。ま、この実験に使用したロックウールの容積が10cm×10cm×8cmですから、その中に湿気貯めても重さは知れてますね。
実験①はこれで終了。
■実験②
そうして、ここからがメインの実験です…次は吸水実験を始めました。
壁に損傷が生じて長時間雨水が当たった場合を想定しました。
水に浮かべただけなんですけどね(^_^;)

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軽いだけあって、結構浮かんでいます。
3日後の様子です

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3日経っても全然余裕で浮かんでいます。さすがの耐水性(^.^)。

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重さは56.2g、3日間で1.9gの増加。一円玉2枚以下の吸水量です。
(割愛しますが…その後も大きな変化はなかったです)
11日後

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徐々にですが、少しずつ沈下している感じです。

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重さは71.7gに増加しています。
吸水量は17.4g。
このままどんどん吸水するのか…
14日後

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水槽下に沈殿しているチリに注目です。これが時間経過を示しています。
気持ち、少し浮いたような…

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重さは66.7g
やはり減ってる!…このあたりは計測前の水切り

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も影響していますので、多少の増減はあると思いますが……まあ、2週間水に接しても吸水量は知れてるという事が分かりました。
(外壁にこんな長期間水が当たる事もないですし)
表面からの吸水はこんな感じです

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スポンジみたいにもっとザブザブと吸水するのかと思っていましたが、水との接地面から少し吸水があるのみです。
実験②もこれで終了。
さて、このロックウールの吸水量が少量とはいえ、これがずっと壁の中にとどまれば問題です…当然カビも生えますし。
■実験③
続いて、放湿実験の開始です!
アルセコの表面仕上げ、内側のモイスやセルロースファイバーは通気性がありますので、壁の内外からは空気が透過する仕組みです。
このため、直接風が当たらないように、こんな感じで放置します。
実際の施工と同じように繊維面は横に向けます。
これも適当に放置してるだけなんですけとね(^_^;)

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翌日の重量。

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……戻ってる。
11月の夜間はまずまず冷えます。洗濯物も乾きがよくないです。
もう少しゆっくり蒸散していくと思ってましたが…2週間かけて吸水した水分は、夜間にあっけなく空気中に戻ったのでした。
実験③終了。
なんか…あまりにもあっけなく終わってしまった感じです(^_^;)
その前に、もちろんこんな実験もしています。

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水道水をジャーとかけてもロックウールはバシバシ水を弾きます。
この実験で分かった事は、
アルセコシステムのロックウールは
・水を弾き耐水性がある
・水に接しても表面近くに少量しか吸水しない。
・吸水しても蒸散が早い

という事です。
営業さん曰く「水が入ってもすぐに抜けますから」は本当でした。
このアルセコ外断熱システムの外壁、軽くて通気性・耐水性があり、しかも水が入ってもすぐに抜ける。他には耐火性や耐熱性(石からできているので燃えません)、防音性にも優れるなど、さすがだな〜と納得したのでした(^-^)
口コミでいろいろと書かれているリスク(壁表面の損傷、コーキングの劣化により水が壁内に浸入し溜まっていく…などなど)は、特に問題ない事が分かりスッキリです(^-^)
まあ、壁の損傷やコーキングに関しては定期的なメンテナンスをした方がいいのは確かですが…。
あと大事なことですが、アルセコ外断熱システムのロックウールは値段も高めらしいですが、そのぶん品質・性能もいいんだそうです。
良い素材が採用されているのは安心です。
住み始める前に報告ができて良かったです(^-^)

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“低燃費住宅の外壁は雨が浸水しても大丈夫か…ロックウールの実験結果です。” への2件の返信

  1. おはようです。
    面白い実験内容で、興味しんしんで読ませていただきました。
    ロックウールの吸水性については液面から沈んでいるところの高さで測れば良かったかもしれませんが(ご指摘されていたとおり計測前に水滴が落ちていきますので)、でもしかしそんなものは微々たるもんでしょうね。
    この実験結果も興味深いですが、やはりそれよりもすごかったと思い知らされたのは放湿結果ですよね。
    アッという前に水分が飛ぶのはびっくりでした。
    やはりここらは実際に体感されるとさらに良さが分かるんでしょうね。
    壁に対する自分の中での信頼度が上がりました^^
    あとは継ぎ目のところがどうなるかを心配しておりますが、ここらも実験できれば(工務店からもらえればw)お願いいたします^^

  2. シンシーさんこんにちわ(^-^)
    適当な実験でしたが、私もロックウールの水を弾く特性、耐水性、放湿性が確認できたので、安心して住む事ができます。
    確かに、壁の損傷やコーキング劣化部分とロックウールの継ぎ目が重なった場所は少し多めの吸水があるかも知れません。
    しかし、このロックウールは内部への水の浸透があまりないので、それもすぐに蒸散していくような気がします。
    継ぎ目、特に処理していないように見えましたが…また確認しておきます。
    このロックウールも、もっと大きなユニット式のものが開発されている情報もありますので、継ぎ目も少なく、さらに性能の良い物が出てくると思います。
    これからもどんどん性能は良くなるでしょうね〜。

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