こんにちわ夫のほうです。
この週末、低燃費住宅の「TNPヴォーバン丸亀」に行ってきました。
昨日の記事の補足を書きたいと思います。
この賃貸物件、それはそれは長い期間をかけて建設されました。
壁はセルロースファイバーにアルセコ外断熱システム、室内はオール無垢の床にオール漆喰仕上げ。ユーロ製ではありませんがトリプル樹脂サッシ。賃貸なのに吹抜けがあったりと、通常の賃貸物件のイメージとはかなり違いました(;゜0゜)もちろん調湿されている快適空間はいつもの低燃費住宅のままです。
4車線道路のすぐ横に建築するというあたりも、防音性能に対する自信が伺えます。
何より凄いと思ったのは空調システム、これだけの大きさの建物、
5世帯分の空調を何とエアコン1台でやってしまうのだとか!!
12畳用?14畳用?(聞いたところそれくらいの大きさのエアコンだそうです)
の室外機が1つだけ!! ほんとにこれだけ(^0^;)
上の写真の左下、煙突みたいなのが吸気口だそうです。
ここで吸い込まれた空気は地下熱(夏は外気より冷たく、冬は外気より温かい)
を利用するために地面を通っている配管を抜けます。
そして集中制御室でエアコン1台で温度調節された空気が各部屋に供給されます(ダクト式)。
各部屋の排気ダクトからは使用された空気が再び集中制御室に集められ、
温度と湿度を回収して屋外に排気されます。
全ての部屋を回ったのですが、ほんとエアコンがよく効いていました。
何と、これでもエアコンがオーバースペックなんだとか・・・
我が家は2LDKの賃貸マンションなのにエアコンが2台も必要。
1戸建てに1台のエアコンでも凄いと思っていましたが・・・
5世帯が生活するのに、たったエアコン1台だなんて驚きです。
気密と断熱がしっかりしており、エネルギーロスが少ないからできる空調、それから太陽光発電も太陽熱温水器も乗っている!究極に省エネな集合住宅だな~と感心しました。
この建物はドイツのヴォーバン地区で既に建設されている集合住宅をベースにしているとのことです。
エネルギーや環境に対する意識の違い、建物の性能の差、
ほんとに恐れ入りました。
これからの日本の最大の問題は人口が減少していくということ、
(このままの出生率の場合です)
地方ほど人口減少、高齢化の傾向が顕著。
地域の活力や経済活動を維持していくためには、ある程度の人口密度を保つことが必要になります。
そこで国が打ち出している方針は「集まって生活する」ということ。
そのためには、このような高性能集合住宅のニーズも今後高まっていくのではと感じています。
この「TNPヴォーバン丸亀」は1棟目の賃貸住宅、今後の展開に期待したいところです。
案内してくださったスタッフの皆さん、ありがとうございました!
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