宿泊体験から帰ってガックリ…湿度管理は難しい(前編)

こんにちわ夫の方です( ̄^ ̄)ゞ
本日は前回書いた夏の宿泊体験の後の話です。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)の超快適な宿泊体験のあと、賃貸マンションに戻った私達。
いい体験ができたのは良かったけど…借家の使いにくさ、暑苦しさや結露でカビが広がっていたサッシ周りなど、いつもより余計に不快感を感じるようになりガックリ、超テンション下がりまくりでした…。
嫁子と「違う」、「あの家は全然違う」、「空気感が違いすぎる!」と何度も不満やため息が出てしまいました。
早く家を建てて引っ越ししたい〜!
でも土地もまだ決まってない〜、う〜〜。
とジタバタ(^_^;)。
これも「低燃費あるある」の一つのようでして、ウェルネストホーム(低燃費住宅)で家を建てたOBさんからも同じような話を聞きます。
何でエアコン回して除湿運転してるのに不快感が取れないのか…
チビズは汗かいて寝て汗疹が出るし、空気は冷えても湿気が抑えられない…。
その頃から私達は特に「湿度」に敏感になりました。
そして、換気で入ってくる湿気の量とエアコンの除湿量について計算してみました。
一般的な住宅の大きさで35坪の家の場合を考えたので、その内容を書きたいと思います。
○家に入ってくる湿気の量
35坪で普通の天井高2.4m、吹抜けなしの場合、居住空間の容積は約277㎥。
夏、ここに外気30度・湿度80%の空気が入ってくる場合、約6.7リットル分の水蒸気が含まれています(飽和水蒸気量より計算)。
この空気を快適ライン(絶対湿度12g)以下となる25度・湿度60%(絶対湿度11.9g)に維持しようとすると、約2.9リットル分の水蒸気を取り除かなければなりません。
これが24時間換気により2時間で家の空気が1回転していくわけなので、1時間毎に約1.45リットルの除湿が必要になってきます。
一日の除湿量にすると何と34.8リットルもの量になります!!
※完璧に気密がとれていると仮定した場合
夏はすごい湿気の量なのです。
除湿機の購入を検討されている方もご参考に(^-^)
○エアコンの除湿能力
続いて、エアコンの除湿量についてカタログなどを見ていると1時間あたり200ml〜1.4リットルのようです。
このあたりは機種や容量により差が出てくるところですが、特に再熱除湿がある上位の機種は除湿量が多いようです。
○1時間あたりの収支
エアコン1台あたりの最大除湿量1.4リットル/hに対して、換気で流入してくる水蒸気量は1.45リットル/h
実際には、これに加えて調理や入浴、洗濯など内部から1日10リットル以上の水蒸気が出ますし、家の気密性が低いとさらに多くの湿気が流れこんできます。
これではいくらエアコンで除湿運転したとしても、流入してくる湿気の方が多く、不快感が取れない訳です。
除湿能力からすると35坪の家に対してはエアコン数台の同時運転が必要になりますね。実際に複数台エアコンがあるおうちは多いですが、除湿のために全部運転する事はしないですし、ランニングコストがかかりすぎます…(^_^;)
ちなみにですが、20畳のLDKでしか過ごさないなら1台で十分なのでは?と思いますが、ドアは頻繁に開閉しますし、ドアの隙間もありますので、やはり湿気はどんどん流入してきます。
特に最近の高気密・高断熱住宅では、あまり大きなエアコンは必要なくなりますし、早く室温が低下して送風モードになると除湿もされなくなります。
そうすると余計に湿度管理の問題が出てきます(汗)
隙間の多い家でも、気密のとれた家でも、湿気の問題はなかなか解決しづらいですね(~_~;)
湿度管理の難しさと、電力に頼るとランニングコストが高くなってしまう事を知ったのでした…
長くなったので、次回に続きます。
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