換気システム故障

こんにちわ夫です(^^)/

このところは朝夕は涼しいものの、日中はかなり気温が上昇するようになってきましたね。

この時期、低燃費住宅の我が家では、室温は25℃~26℃台、湿度は50~60%の間を示すようになっております。

そろそろエアコンをつけようかな~という時期になってきておりますが、何とか換気システムの調整でやりくりしております。

 

と、そんな中、換気システム(ヴェントサン)にアクシデントがありました。

 

上のコントローラーは普通にランプが点灯しているのですが、下のコントローラーは風量2にしているのにランプが消えています。

あれ??

下のコントローラーは1階部分の換気システムを操作するのですが、ヴェントサンの近くに行ってもシーンとしており、動いていません。

う~ん、故障だ。

 

 

ウェルネストホームの低燃費住宅に住み始めて2年半になりますが、これまでで家の不具合といえば

・押入れの扉の動きがよくなかったので取付金具の交換

・LEDライトが切れたので交換

くらいのちょ~軽い不具合があったくらい。

電気関係や設備関係の故障はこれが初めて。

我ながらによくできている家だと感じていますが、これは各担当の職人さんがしっかりと作ってくれたおかげだと思っています。いつも感謝しております。

 

さて、故障は故障なので、すぐにスタッフの方に連絡すると

「申し訳ございません、すぐに担当につなぎます~!」との返答、そして

すぐに現場監督さんから連絡があり、「部品が到着次第修理させていただきます!」とのこと。

いつもながらに早い対応です。

 

ただし、部品が届くまで2週間程度かかる見通しとのこと。

 

部屋の温度管理のために換気システムを有効に活用したいこの時期、1階部分のヴェントサン(4台)が停止するのは少々痛いな~とは思いつつも、我が家は2階にもヴェントサンが4台あります。

ヴェントサンの換気性能からすると35坪であれば4台程度で十分なので、この期間は2階の4台のみで稼働しておりました。

実際にやってみると特に換気量不足を感じることなく、いつも通り過ごして2週間が経過。

 

部品も入荷したらしく、予定を合わせて修理に来たいただくことに。

 

コントローラー部分を取り外し、その中にある基盤を交換。

修理完了!!

え?というくらいにあっけなく修理が完了しました。

もちろん修理費用はかかっていません。

 

このようは故障は他の家でも発生しているのかと質問したところ

「めったにない故障ですね~」とのこと。

 

ヴェントサンは最大風量で連続運転していると故障の原因になると取説に注意書きがありましたが、我が家ではこれまで弱~中の風量でしか運転しておりません。

故障の原因はわかりませんが、ヴェントサンの換気システムは複雑な機械を壁の中に埋め込んでいるわけではないので、修理は簡単だということを経験しました。

単価も安いし、ランニングコストも安い、部品取寄せの期間がかかるものの、メンテナンスや修理も簡単なのはいいところですね。

 

本日は、換気システム(ヴェントサン)の修理についての報告でした。

これからは暑くなってきますので、皆さん体調管理には気をつけましょう。

 

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日射遮蔽開始の季節です。

こんにちわ夫です。

今年のゴールデンウイークは10連休となりましたが、皆さん楽しめましたか?

我が家はというと、

私の仕事が入ったり、法事があったり、キャンプに行ったり、家でゆっくりしたり…と何だかんだですぐに終わってしまいました。

 

さてさて、

この季節、低燃費住宅では日射遮蔽を開始したり、換気システムの運転を切り替える時期になっております。

本日はその内容について書きたいと思います。

 

この季節の外気温と室内環境

本日2019年5月11日 朝の段階で確認した気象予報は以下のようになっております。

このところは朝夕が冷え込みますが、日中は気温が上昇してきます。

また、冬や春先とは違って湿度が高いです。

 

一方、室内の温湿度はというと

24℃、57%を示しています。

 

空気中の水蒸気量とエネルギー量はどうなっているか

 

毎度お決まりの、空気中の水蒸気量(絶対湿度)とエネルギー量を見てみます。

・室温24℃、湿度57%の状態での絶対湿度は10.6g/kg 比エンタルピーは51.1 kJ/kgです。

家の中は暑くもなく、寒くもなく、いわるゆ「快適」な状態です。

しかし、(我が家の)快適さの指標となる絶対湿度12gのラインに近づいてきています。

 

同じ湿度で温度が1℃ずつ上昇するとどうなるか、計算すると

 

・室温25℃、湿度57% ⇒ 絶対湿度 11.2g、比エンタルピー 53.8 kJ/kg

・室温26℃、湿度57% ⇒ 絶対湿度 11.9g、比エンタルピー 56.6 kJ/kg

・室温27℃、湿度57% ⇒ 絶対湿度 12.7g、比エンタルピー 59.6 kJ/kg

 

室温26℃までが許容ラインで、室温が27℃になると一気に快適ラインを超えてしまい不快ゾーンに入ってきます。

あと2℃の許容、そう考えるとこの時期は「快適」と「不快」が隣り合わせになっている時期でもあります。

 

ちなみにですが、比エンタルピーとは、水蒸気も含めて、空気が有するエネルギー量(空気1㎏中)を示す数値となります。

「湿度が高くなる=空気中の水蒸気量が多くなる=水分は乾燥空気より熱量が大きいためエネルギー量が多くなる=不快を感じやすい」

となります。このように考えると湿度の管理がいかに大切かが分かります。

しかし、同じ湿度でも、「水分は乾燥空気より熱量が大きい」ことが影響して、結局は温度が上昇することでエネルギー量も多くなってしまいます。

この空気はどれくらいのエネルギー量を持っているのか、それを簡単に見る数値が比エンタルピーとなります。

 

先日は快適さの比エンタルピーの基準は60kJ/kgあたりかな~と書いたのですが、上の室温27℃、湿度57%の場合だと

これまでの経験で明らかに「不快」なので、比エンタルピーの快適ラインは57kJ/kgあたりにあるかもしれません。

 

 

話を室温に戻して、

低燃費住宅は、気密性と断熱性能が高いので外気に影響されて室温がどんどん上昇していくことはないのですが、

簡単に2℃上昇させてしまうエネルギー源があります。

 

それは、これです。

冬場はありがたかったのですが、これからの季節は直射日光は室温をどんどん上昇させるので遮断しなければなりません。

 

 

室温上昇をどのように防ぐか

高気密、高断熱住宅では、夏場は直射日光を遮断しなければなりません。

そのために日射遮蔽を行います。

基本的には、東と西の窓はすべて遮蔽し、朝日と夕陽が入らないようにします。

こうすることで、室内の温度上昇はかなり防げます。

しかし、屋内に家族がいて生活していると内部からも熱が発生しますので、それは換気システムを使用して調節をします。

日射遮蔽を開始する時期になると、換気モードも空気の入れ替えのみの「換気モード」に切り替えて換気量を少し多めにします。

特に就寝前、この季節だと室温22~23℃あたりがいいので、手っ取り早く室温を下げたい場合は窓を開けます。

現在の低燃費住宅ではサッシに網戸がつけられるので、蚊を気にせずに窓を開けられるのはうらやましい限りです。

我々が建てた時期は網戸のないユーロ製サッシが採用されていますので、蚊が出てくると窓を開けることができません。ということで、そろそろエアコンの冷房運転を使用する時期になりました。

 

 

おわりに

ウェルネストホーム(低燃費住宅)では、3月の下旬くらいから暖房を使用することもなく低燃費な生活を送ってきましたが、そろそろ夏仕様の生活に切り替える時期となりました。

このところ「令和初の〇〇」という言葉がよく出てきておりますが、我が家のブログも令和の初投稿はこのような日常の話題でした。

 

皆さん今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

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南の島でエンタルピーを考える~リゾートホテルの素晴らしい空調に癒された話

こんにちわ、このところ連続の夫です(‘ω’)ノ

本日もお付き合いください。

 

四国でも桜はいい感じに咲いています!

この1週間は冬を乗り越えた後の喜びを感じる季節です。

みなさんこの週末はお花見ですか?

 

さて、我が家はというと、何とか年度末を乗り越えられたこともあり、心と体を癒すべく南の島に旅に出ておりました。

目指すは日本最南端の島。石垣島と周辺離島を巡る旅でした。

 

青い海に真っ白な砂浜。

 

素晴らしい景観です。

ビーチで貝殻や星砂を探したりと、楽しい日々を過ごすことができました。

こんな中でも、宿に戻れば温湿度をチェックしてしまう私たち夫婦。

 

〇南の島は23℃でも暑い

これまで何度も沖縄に行っているのですが、ウェルネストホーム(低燃費住宅)に住み始めてからは初めての遠出旅行となりました。

フリースを着て高松空港から出発し、那覇に着いたとたんに「暑くない?」の確認。さっそく薄手の長袖Tシャツになり、それから石垣空港に着いた時には27℃。「暑い~~!」ということですぐにTシャツに。

超寒がりの私にとってはまさに常夏の島でありがたい~と思ったのもつかの間。

すぐに蒸し暑い空気に不快を感じてしまったのでした(;^_^A

 

それから夜になり、気温も24℃に下がってはいるものの、それでも暑い。

部屋のエアコンをすぐに除湿モードで運転したのでした。

次の日も午前中の気温が23℃にも関わらず、暑さを感じて半袖で過ごしていました。

 

…ちょっとまって⁉

たかが23℃ですよ。

四国で4月初めの23℃といえば薄着で過ごせる温度帯ですが、元気な子供は別として大人はTシャツで過ごせる気候ではありません。

一般的に半袖で過ごせるのは25℃を超えるあたりからです。

私の場合は30℃近くにならないと半袖は厳しいです。そんな私が23℃なのに半袖とは!

なぜ23℃なのに半袖で過ごせるのかが気になり、湿度を確認する私。

夜ではありますが、温湿度を記録したのが下の画像です。

22時時点の外気の温湿度は24℃で湿度89%

この状態において、いつも計算している絶対湿度はというと、16.7g/空気1㎏ です。

これは水蒸気量が多い。温度30℃・湿度63%の時とほぼ同じ絶対湿度(含有水蒸気量)です。

やはり快適、不快の指標となるのは温度ではなく湿度!!

「空気中の水蒸気量」が大きく関与しているのだと、南の島でもこんなことを感じておりました。

 

しかし、そうだとしても23~24℃なのに半袖になるくらい暑いとは。

これは温度、湿度だけの指標では説明できないのではないか。

ここで目をつけたのが、エンタルピーです。

 

〇エンタルピーとは

非常にややこしいのですが、簡単に言いますと空気や物体の持つエネルギーです。

空気には水蒸気が含まれています。その水蒸気の温度を上昇させるにはエネルギーが必要になります。

熱量として〇〇kcal として表示されるものがそうですね。

そして空気は温度によって体積も変わり、圧力も変わる。飽和水蒸気量も変わります。

例えば空気の温度が上がれば体積も上昇し、周りの空気を押しのけるエネルギーが必要になってくる。

体積が増えた空気は密度が下がり、軽くなり、湿度は下がる。非常に複雑です。

これらを総合的に捉え、その空気の持つエネルギーを示しているのがエンタルピーです。

ま、エンタルピーが高いほど、その空気は多くのエネルギーを貯えている。ということです。

だから23℃とはいえ、水蒸気量が多く、エネルギー量も高い空気に私たちの体が包まれることで、ベタベタして暑さを感じるのです。薄手の毛布に包まれているようなものですかね…

 

このエンタルピーですが、実は空気湿り線図にも表示されています。

先ほどの条件の温度24℃、湿度89%の空気のエンタルピー(含有エネルギー)は66.7kJ/kg(下図の赤〇)です。

表示は「比エンタルピー」となっていますが、これは単位(㎏)あたりのエンタルピーとなります。

このグラフを見ると、温度(下軸)が上がり、絶対湿度(右軸)が上がるほど、比エンタルピーも上がることが分かります。

そして、同じ絶対湿度17gでも、温度が下がることで比エンタルピーも下がることが分かります。

 

仮に、いつも快適ラインだと言っている絶対湿度12gで見てみますと、温度28℃の時(図の茶色〇)の比エンタルピーは58.3kJ/kg(下図のピンク〇)となり、

温度24℃・湿度89%の空気と温度28℃・湿度50%の空気では、後者のほうが絶対湿度もエンタルピーも低く、快適だということになります。

 

絶対湿度だけではなく、エンタルピーについても快適、不快のラインがありそうな気がします。

現時点では、恐らく60あたりが境界ラインではないかと考えています。

こうして、南の島でもまたまた変態力が発揮され、エンタルピーとともに泡盛を飲んでいた私でした。

 

ということで、空気の快適さを考える場合は、「まずは絶対湿度、そしてエンタルピー」なのだということがよくわかりました(^_-)-☆

 

さてさて、今回の話にはまだ続きがありまして…

 

〇初めてリゾートホテルに泊まってみた

石垣島旅行の後半は、初めてリゾートホテルに宿泊しました。

これは航空会社のツアーに付いていたもので、普通に予約して利用しようとは思えないような値段の施設ですが、ありがたいことに、ツアーのおかげでかなり割安に宿泊することができました。

もう人生も半ばを過ぎているので、このくらいのプチ贅沢はお許しください(;^ω^)

 

はじめて利用したリゾートホテル、外観も素晴らしく、ロビーも超広々。外にはヤシの木にプール。

オーシャンビューの素晴らしい景色。

部屋は広いし、イベントも催されており、本当に視覚的、空間的にもリラックスできる施設でした。

しかし、私たちが一番感心したのは館内の空調設備でした。

 

外は気温25℃・湿度90%ほどでベタベタ、ジメジメとした空気が体にまとわりついてきます。

しかし、部屋に入るなり超快適な空気が体を包み込みます。

部屋にはエアコンがついていましたが、ダクトから送られてくる湿度管理された空気の超気持ちいいこと。

他の宿泊施設ではエアコン必須でしたが、まったくエアコンを必要としない部屋の空気に「おお~!」となったのでした。

空気の質が違う!!

この日、さすがに温湿度計は持ち合わせていなかったのですが、私の敏感になってしまった体のセンサーでは、部屋の空気の湿度が50%前後であることを感じていたのでした。

 

部屋にいるととても快適で、それでいてこの景色と施設。

今までどんな宿泊施設に泊まっても、我が家より気持ちのいい空気を味わえることはなかったのですが、リゾートホテルは視覚的、空間的なすばらしさだけでなく、この空調の素晴らしさが凄いのだなと初めて気づくことができました。

「リゾートホテルの空調は素晴らしい」と、ニンマリする私たち夫婦。(やはり変態…笑)

 

〇そして我が家に

今回の旅は私にとってエンタルピーとリゾートホテルの空調の素晴らしさを感じることができる貴重な体験となりました。

高温多湿な南国で、さらに湿度管理の大切さを知り、素晴らしい時間を過ごすことができたのです。

(おいっ、そこかい!!)

 

そして、久々に戻ってきた我が家。

普通なら、現実に戻るというか、南国ロス? 残念な気持ちになりますよね??

しかし、まったく残念にならないのがウェルネストホーム(低燃費住宅)の家です。

帰った時の我が家は、室温17.1℃・湿度52%を示していました。

数日留守にしておりましたので室温は17℃程度になっておりましたが、湿度はきっちり50%台。

帰ってきて再確認。

やはり我が家の空気はリゾートホテル同様に素晴らしい。全然、残念感や違和感がない!

リゾートホテルに引けをとらない、空調の整った家で過ごせる幸せを感じたのでした。

建材の力での調湿でゼロエネルギー、本当にありがたい家です。

 

 

ウェルネストホーム(低燃費住宅)の宿泊体験を検討されている方は梅雨~猛暑の季節に予約してくださいね!

そして、空気の素晴らしさを十分に体感されてください!

 

 

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