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本日は夫君と嫁子のコンビ記事です。
(=´∀`)人(´∀`=)
配線工事の次には、断熱材の充填作業へと入ってきました!
使用する断熱材は、セルロースファイバーです。
まず先にこうしてシートを張り巡らせてから…
壁とこのシートの間にギュウギュウにセルロースファイバーを詰めていくのです。
時間が経って自重で沈下し、上部に隙間(断熱の欠損)ができないよう、たっぷりギュウギュウ、本当にギュウギュウモリモリ充填するんですよ!
さて、
このセルロースファイバー、家一軒でどのくらいの量使用すると思いますか?
なんと、約2トン!
もう一回。
なんと…2トンです!!
これだけの量のセルロースファイバーを入れようとすると問題が2つ発生します。
1つは費用面。
セルロースファイバーって高いんですよ!
この辺から夫くんにバトンタッチ(^-^)/(゚O゚)
「断熱」材としては他でも同じような効果が得られる建材がありコストも安い。たいていのメーカー・工務店さんはまず費用面でパスしてしまいます。
低燃費住宅はこの断熱材の特性を最大限に活かす使い方をするため、内断熱材はどうしてもセルロースファイバーでなければなりません!
この話は奥が深いのでまた次に…
このコスト面の問題を解決するため、低燃費住宅ではセルロースファイバーを自社で生産してコストカットしています。
2つ目は施工技術面。
このセルロースファイバーの施工、相当な技術が必要だとか。無理矢理詰め込むとシートが膨らみすぎて内側のボードが浮いてしまい、かといって充填が甘いと時間が経って断熱欠損が生じてしまう。しっかりギッチリ充填するためには特別な機械が必要で、それができる業者さんは国内でも限られているんだそうです。
いくら良い素材でも施工がキッチリできなければ意味がありませんからね。
断熱材が発泡ウレタンやポリ系のボードなら施工もしやすく時間と共に沈下したり変質する事もない。
この施工の難しさもセルロースファイバーが避けられる要因です(~_~;)
低燃費住宅ではこの施工面の問題を解決するために、何と機械を本場ドイツから導入し、社員さんがドイツで研修をしてきて密度を測りながら自社で確実に施工しているそうです。
しかも、外注しない分コスト低減にもなります。
良い住宅を作るためには妥協せず、本当に並々ならぬ取組みをされていると感じます。
しかし何でこんな厄介な素材を使うのか、その目的は……また次回にしたいと思います。
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