こんにちは夫です(‘◇’)ゞ
今年の梅雨入りは早く、じめじめした日が続きますね。
気温はまだそれほどではありませんが、湿度が高くて不快です。
家の中では、日中はエアコンの除湿運転をONにしております。
さてさて、6月といえば、我が家の「緑の柱屋外実験」の定期検証の月です!!
皆さん覚えてますか??
〇2021年6月5日
実際の家の建築に使用される緑の柱のサンプル(左)、木材保存剤を使用していない通常の柱(中央:天然乾燥材)、外構用の緑の柱(右:木材保存剤の浸潤量が2倍)の状況です。
そもそも、何でこんなことをしようと思ったのかは、以下の記事をご覧ください。
外観の状態変化
これまでの経過として、過去の写真をご覧ください。
〇実験開始時(2018年6月1日)
埋設時の各サンプルです。非常にきれいです。
真ん中が無処理のサンプル、左が住宅用構造材となる緑の柱のサンプル、右が外構用の緑の柱のサンプル。住宅用と外構用の違いは、木材保存剤の浸潤量が2倍となっています。
この時は、無処理のサンプルも非常にきれいですし、左の緑の柱もほんのり緑色をしています。
〇実験1年後(2019年6月2日)
1年後となると、真ん中の未処理のサンプルはだいぶ黒ずんできたな~という感じです。
左側の緑の柱も、緑色がやや抜けてきています。
〇実験2年後(2020年6月9日)
設置から2年経過した柱のサンプルたちです。1年後から2年後にかけては、緑の柱(左)の緑色がさらに抜けたくらいですね。
そして、今年の3年経過したサンプルの状態が以下となります。(一番上の写真の再掲です)
2年後の状態から、大きく劣化したのが中央の無処理の柱です。土に埋め込んだ付け根部分をアップします。
かなり腐食が進んだように見えます。
それでは、サンプルの下部の土中に埋めてある部分を見ていきましょう。
サンプルの引き抜き
各サンプルを土中から引き抜きぬいて洗浄し、乾かした後の各サンプルです。
順番を入換えて、左が無処理、中央が住宅用緑の柱、右が外構用緑の柱です。
・無処理の柱は土壌細菌により腐食・分解が進行しており、表面が凸凹になってきています。そもそもですが、無処理の柱も、これは天然乾燥材です。その時点で高温乾燥材より格段に強いのですが、土の中の腐朽菌に触れるとこの通りです。
・住宅用緑の柱は少し腐食していますが表面のみです。薬剤の緑色はかなり抜けてしまいましたが、耐腐食の効果はきっちり持続していますね。住宅用の柱ですので、もともと土中への埋設は想定されていないのですが、無処理の柱に比べてかなり強いことが分かります。
・外構用の柱は、もう「さすが」です。土の中で3年経過してもこの状態を維持しているのは凄すぎます。
以下に、昨年の各サンプルの写真も載せておきますね。左側の無処理の柱の劣化進行が速いのが分かります。
まとめ
今回、屋外実験場の各サンプルを土中から引き抜いて3年後の状態を確認したわけですが、未処理のサンプルに比べて緑の柱は強く、依然として薬剤(ACQを用いた木材保存剤)の効果が続いていることが確認できました。
薬剤の浸潤量が多い外構用の緑の柱は全く腐食していない状態を維持しており、格段に腐れに強いです。
建築用に用いられている緑の柱、「野ざらし雨ざらし、土の中」でこのような状態を維持しております。
雨水や湿気、カビ、コケ、いろんな菌に対しての強さは疑いようがありません。
さて、またまた1年後になるとは思いますが、今後の変化も継続して確認していきたいと思います。
緑の柱の情報については、こちらをご覧ください。
木造住宅の新しい提案「腐らない木で建てる家」|ハウスガードシステム (house-g.com)
番外編
さて、我が家には、まだ他にもベイマツとホワイトウッドのサンプルがあります。
同じように引き抜くとこのようになっていました。
左がホワイトウッド、右がベイマツです。
特にベイマツの方は手で触るとボロボロ崩れそうなほど腐食が進んでいます。
では、またの報告をお楽しみに。
これからの季節、冷房を使用することが多くなると思いますが、冷やしすぎの夏風邪には注意しましょう!
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