4月からの室温上昇対策

こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

我が家の近くでは桜もほぼ終わりかなという感じになってきました。

ここ数年、春先は徳島県神山町に桜を見に行っているのですが、今年も見事な桜を見ることができました。

今年は3月に寒い日が続いていたこともあり、桜の開花も少し遅れ気味でした。

春を感じたのもつかの間、屋外の気温は既に25℃近くになる日もあり、もう夏がやってくるのかと感じ出しています。

さて、春になったということもあり、本日はウェルネストホームの家での今冬のまとめと、これからの過ごし方について書いていきたいと思います。

〇2024年の冬を終えて

今年の冬は、例年より暖かかったな~という印象があるのですが、皆さんはどのように感じられましたか?

我が家の近くの観測所での2024年1月の気温は以下のような感じでした。

一日の平均気温はだいたい5~10℃あたりで、中には10℃を超えている日もちらほらな感じでした。最低気温で氷点下になったのはわずか2日のみ。

一年のうちで最も寒い1月でこのくらいの気温ですので、今年は暖冬だったのだと思います。せっかく買ったスタッドレスタイヤも雪上を走ることなく夏タイヤに交換してしまいました(;^_^A

私が小学校の頃は、瀬戸内のこの地域でも毎日水路や水たまりが凍っていて、いろんなところに氷柱ができていました。風が強い日も多く、かなり寒かった印象があります。

だんだん温暖化傾向が強くなり、冬は過ごしやすくなっているな~という印象です。そのトレードオフとして、今の夏はほんとに身の危険を感じるほどの暑さになっています。

そんな中でのウェルネストホームでの暮らしはというと、「そういえば今日は暖房付けなかったな。」という感じで、今年の冬は全くの無暖房で過ごした日も多々ありました。外気温が5℃~10℃前後であれば、家の中はだいたい20℃~23℃前後です。

もちろん、昼間はしっかりと日光を取り入れたり、換気は熱交換モードで換気量を抑えたり、入浴後の浴室の温かい湿った空気を外に捨てることなく居住空間に取り込んだりと家の中を温かく保つ温熱環境の管理はしています。

ウェルネストホームのような高気密、高断熱の家だと、冬の暖房費がかなり低く抑えられるのはいいことですね(*^^*)

 

〇今朝の屋内の状況

2024年4月14日、9時の時点で既に外気温は17℃

本日も温かく、日中には23℃の予報です。

同時刻の家の中はというと25.7℃を示していました。

家の中では半袖です。

この温湿度の状態で、空気中の水分量(絶対湿度)は11.5g/kgです。

今は過ごしやすいのですが、これ以上室温が上昇すると、快適限度となる12.0g/kgを上回ってきます。

ウェルネストホームの家の特徴は、湿度50~60%の快適性が維持しやすいところにありますが、湿度がこのままで温度が上昇すると、空気中の水分量(絶対湿度)も上昇してしまいます。

ということで、この快適な状態を保つべく、これ以上室温が上昇するのを防ぐ管理が必要になってきます。

〇室温上昇を抑制する対策

では、室温上昇抑制対策を書いていきたいと思います。

①窓を開ける

まずは、手っ取り早く窓を開けて温度の低い外気を取り入れる方法が効果的です。

しかし、悩ましいのが花粉です。窓を開けると当然、花粉も入ってきますので敏感な方には外気を直接取り入れる方法は避けたいところですよね。

我が家も花粉症を発症している者が過半数を占めていますので、当然窓を開けるのは控えています。窓を開ける時間帯は早朝もしくは夜間の短時間です。

夜はそろそろ蚊も飛び始めていますので、注意しながらです。

 

②換気を換気モードに変える

冬の間は屋内の温かいエネルギーを換気で損失しないよう、熱交換モードで運転していましたが、この季節はできるだけ外の冷えた空気を取り込みたいので、熱交換なしの換気モードで運転をします。

換気量は1~5までありますが、だいたい3くらいで運転しています。

ヴェントサンを通した換気では、花粉フィルターを設置することもできますのである程度花粉の影響も緩和することができます。

③日射遮蔽

ここ数年、室温上昇を抑制する方法として効果が高いと感じているのは、この日射遮蔽です。

この季節はまだまだ日光の明るさも取り込みたいので、遮蔽するのは東西に面している窓からの光です。

現在の太陽高度は6月より低いので、南側から日光が入る場合は南面の窓の日射遮蔽も必要です。

ウェルネストホームの家に住み始めた頃は、日射遮蔽をするのは梅雨明けの7月~秋分の日までの9月下旬にかけてでしたが、ここ2年ほどは4月中旬~11月上旬頃と期間が拡大しています。この時期の自然光の取り込みは、北側の窓であったり、ブラインドで調節したりという感じです。夏は全遮蔽でもいいくらいですけどね。

④冷房運転

上記の①~③まででどうもうまくいかないという方は、もう冷房を付けちゃいましょう!!

冷えすぎないように注意が必要ですが、エアコンで屋内の温度を調節した方が簡単です。

オーナーの方の中には、エアコンは一定の温度設定で一年中稼働している方もおられます。設定温度になると自動で停止しますし、それも簡単でいいと思います。

〇おわりに

気候の温暖化と共に、それに合わせた生活スタイル、家の温熱環境を管理していくことが必要になりますが、今回は4月からの日射遮蔽をお勧めさせていただきました。

既にエアコン(冷房)を稼働しているお宅でも、この日射遮蔽はより効果を発揮しますので、是非実施してみてください。

 

今は朝夕の温度差も大きく、これから暑い季節になっていくわけですが、皆さん体調には気を付けましょう(‘◇’)ゞ

 

 

↓ブログランキング参加中
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

 

 

ウェルネストホーム 10月の温熱環境管理

こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ

11月に入っても記録的な夏日が続いていると思ったら、今週はいきなり冬到来ですね。今週末は紅葉狩りに出かけようかと思っていたのですが・・・四国でも山沿いでは降雪を観測しています。

秋がない・・・まさに2季ですね。

さて、家の方はというと、外気の急な温度変化にあまり左右されないので、まだまだ無暖房で過ごしています。

毎時、初冬になると家が温かいと感じるようになりますが、今年もまさに今、断熱性能が高い家のありがたさを感じております。

本日は、10月頃のウェルネストホームの温熱環境について書きたいと思います。

もう11月なのに何で10月? とツッコミたいところですが、今年の短い秋はある対策でまずまず快適に過ごせたのでその報告をしたいと思います。

◆過ごしにくくになる10月◆

毎年10月頃になると外気温が徐々に低下していき、エアコンを稼働していても停止していることがよくあります。屋内の湿度は50~60%で維持されているのですが、室温は27~28℃で外気温より高い状態が続きます。

この絶対湿度12g/㎏を少し上回りながらもエアコンが稼働しないという、一年の中で一番過ごしにくくなる時期が10月です。

エアコンが稼働しなくなるのは外気温が24~25℃あたりになってくると設定温度と変わらなくなるので停止するわけです。じゃあ、18℃あたりに設定して動かしてみたら?と思うところですが、これ実際にやってみるとかなり寒いですよ(;^_^A  とはいえ、最適な冷房設定・除湿設定があるかもしれないので追々追求してみようかなとは思っております・・・。

◆10月の温熱環境の管理は?◆

ということで、エアコンが稼働しない10月の温熱環境管理といえば、

〇換気

・換気システムを熱交換モードから換気モードに切り替える

・浴室の3種換気を一日中稼働させる(←夏、冬はNGです)

・場合によってはレンジフードも稼働させる

・蚊が出ていなければ窓を開ける

などがありますが、要は温度の低い外気と温度の高い屋内の空気をしっかりと入れ替えることが基本となります。

〇洗濯物、湿気対策

我が家は洗濯物は夏は屋外干し、冬は室内干しをしているのですが、この時期の室内の温熱環境を最適に保つには、生活で発生する湿気も屋内に蓄積したくないので屋外干しを継続します。

先ほど、浴室換気を一日中稼働させると書きましたが、これはあくまでも春・秋のみの対策であり、夏にこれをすると湿気を含んだ不快な空気がたくさん家の中に流入することになり、エアコンで除湿していたも絶対湿度12.0g/kg以下を維持することが難しくなります。夏の浴室換気は長くても入浴後1時間程度にとどめてくださいね。

冬の浴室換気は基本的には必要ありません。

冬は入浴後にドアを開けて湿気を屋内に取り込みます。十分浴室内は乾燥するので大丈夫です。家の間取りによっては空気が停滞してカビが生えやすいため、30分程度換気を回すのはありかもしれませんが、ずっと回し続けると低温・過乾燥の空気がたくさん入り込んできますので注意しましょう。

 

このように、10月の温熱環境管理はエアコンが使えないため換気と湿気対策により絶対湿度が12.0g/kgを超えないように管理していくことになります。

 

◆あまり気にしていなかった10月の日射遮蔽◆

もう10月にもなると、夏場ずっと日射遮蔽していたので窓を開けたくなります。

我が家では、いままでエアコンが停止するこの季節になると、感覚的に日射遮蔽を終了していました。

秋分の日を過ぎていますし、これからの日射時間が短くなっていくので日射は基調になってきます。

しかし、しっかり換気しても、湿度対策を行っても、絶対湿度12.0g/kgを少し上回る「やや不快」な状態が10月は続きます。

〇10月の屋内の温熱環境

屋内の温度・湿度に目を向けてみると室温27℃、湿度55%あたりを指していることが多いのに気が付きました。

この状態の絶対湿度は 12.2g/kgです。

この家の特性として、湿度は夏でも50~60%の間にあり、エアコンが稼働しないので除湿することはできません。かと言って除湿器を稼働させると今度は室温が上がってしまうので使用していません。

温度もしかり・・・。

とここで、思いついたのが「室温が上がらないように対策する」ということでした。

具体的には「日射遮蔽」です。

 

既に湿度の管理では屋外干しを継続しておりましたので、これを温度管理の面でも継続してみることにしました。

 

〇日射遮蔽の結果

何となく日射はそろそろ取り込みたいと思いながらも、気温が上昇してくる午前中~15時あたりまでは東・南側の窓の日射遮蔽、午後からは西側の日射遮蔽を継続しました。

その結果、室温の上昇は25~26℃に抑えることができ、絶対湿度12.0g/kgを下回って「やや不快」状態からも脱することができました(*^^*)。

ここで、北側の窓だけはずっと光を取り込むことができるので、室内の照度はまずまず明るい状態を保つことができました。

やはり「北側の窓」は安定して光を取り入れることができ、いい働きをしてくれます。貴重な存在です。

 

◆10月の温熱環境管理まとめ◆

10月の温熱環境管理についてまとめますと、以下のようになります。

①換気

・換気モードでできるだけ換気量を多くする

②湿度対策

・洗濯物はできるだけ屋外干し

・入浴後の浴室換気(3種換気)はずっと回しっぱなしでもOK

③日射遮蔽

・夏と同じように東側・南側・西側窓の日射遮蔽を継続する

 

これまでと異なるのは、③日射遮蔽を継続してみたところですが、

これだけで少し室温上昇が抑えられ、その少しにより「やや不快」状態を脱することができました。

10月まで日射遮蔽を継続するのがウェルネストホームの住まい方なのかとようやくわかってきた次第です。

もう少し早く報告できればよかったのですが、来年の春・秋に皆さんもやってみていただきたいと思います。

来週も寒い日が続きそうですので、皆さん体調管理にはお気を付けください。

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

 

南側窓の日射遮蔽


こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ

このところ、ブログ更新が滞っておりました。

皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

 

私の方は、仕事が忙しくなりましたが、この家のおかげで体調を崩すこともなく健康に過ごせています。

そういえば、偏頭痛も全くなくなり、以前買っていた鎮痛薬も服用しなくなって数年が経過しています。

さらに、偏頭痛と共に良く出ていた口内炎やヘルペスも出なくなりました。

住環境が変わるとこんなにも健康面で違うんだな~と感じています。

 

さて、本日はこの季節のウェルネストホームの温熱環境管理につきまして、我が家の状況を報告したいと思います。

 

春から室温が上昇

冬場はだいたい20℃前後だった室温も、4月に入った頃から徐々に上昇するようになりました。晴れた日には27~28℃を示すことが多いですね。

外が肌寒い日にはかなり気持ちいいのですが、さすがに寝る前にこの室温だと、すんなり入眠できなかったりします。

そんな時には換気システムを外気導入にして換気量を多くしたりするんですけど、この家の温熱環境は安定しているので、室温はすぐには下がりません。

そんな場合には、手っ取り早く窓を全開にして10分ほど空気を全入換えします。

しかし、春先だというのにもう蚊が入ってくる時があり、翌朝は体温が高めの家族がやられていたりします。

そんなこんなで、春と秋には網戸が欲しくなります。

今のウェルネストホームの窓だと網戸を設置できるので、窓を2か所くらい、現行タイプに交換できないものだろうか・・・と考えたりもします。

 

室温上昇を防ぐ対策

4月初めから、晴れた日にはエアコンの冷房運転をした日がありましたが、これだと、夜に少し寒さを感じてしまうことがあり、結局、エアコン稼働にはまだ早いな~という感じでした。

となると、できるだけ室温が上昇しないようにする方法ということで、日射遮蔽をしっかりとした方がいいな~と考えるようになります。

しかし、3月までは日射はしっかり取り込む意識が定着していただけに、4月に入ってすぐに遮蔽の方に気持ちが切り替わりにくいです。また、日射遮蔽のスタート時期は年々早まっているようにも感じます。

 

意外と盲点な南側の窓の遮蔽

高気密高断熱住宅の夏季の日射遮蔽は、東側と西側の窓の直射日光の遮蔽がメインとなりますが、意外と盲点なのが南側の窓です。

南側の窓にはひさしがあって、夏季には直射日光が入射しないので遮蔽の必要はない。と私も認識していたのですが、これが、南側の窓も遮蔽すると意外と、いや、かなり効果があるように感じます。

恐らくですが、南側の窓からも輻射熱や赤外線が入り込んできているんでしょうね。

それを遮断しておくことで、室温の急な上昇をより緩和することができます。

 

現在、我が家の窓はこんな感じです。

(左が東側、右が南側の窓です)

 

(左が南側、右が西側の窓です)

 

この時期はもう少し室内の明るさが欲しいところでありますが、室温を上げない方が快適に過ごせますので、これで良しとしています。

5/9 今朝の外気温ですが、朝8時の時点でもう20℃を示しています。

室温はというと26℃。これ以上は上がってほしくないですね。

 

おわりに

春からの日射遮蔽について、皆さん南側の窓はどうされてましたでしょうか?

南側を遮蔽されていなかった方は、是非ともお試しください。

ということで、我が家では春~秋にかけては東側、西側に加えて南側の窓も日射遮蔽しております。

 

ここで、北側の窓の話を・・・

北側窓は夏場でも唯一、遮蔽しなくていい窓となります。

3方向の窓を遮蔽しているので、北側窓はこの時期の部屋の照度を保つ重要な役割があります。

しかも、晴れの日も曇りの日も、安定した光が入ってきます。

貴重ですね、北側の窓。

もう少し大きいサイズにするか、個数を追加していても良かったかもと思います。

 

これから設計される方は、各方向の窓の役割について、しっかりと検討してくださいね。

 

 

 

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村