ヒートショックに気をつけましょう!

こんにちわ夫です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします(#^.^#)

 

みなさん正月はどのように過ごされましたか?

我が家はというと…もちろんキャンプでした。
大晦日~元旦にかけての年越しキャンプ。

隣県の河川沿いのキャンプ場でしたが、夜中から氷点下となり朝方は-4℃ !!
テントの中にあったコップのお茶まで凍ってしまいました。

さむっ( ;∀;)!!

でも、初日の出をしっかりと拝めることができて良かったです。

良い1年のスタートをきれました。

 

 

我が家のキャンプは今年も続きそうです。

 

 

さて、新年初めの記事になりますが、本日はヒートショックについて書きたいと思います。

このブログを見ていただいている方は既にご存知と思いますが、いろんなアンケート調査では3割~5割くらいの方が「聞いたことがない」、「言葉は聞いたことがあるけどよく知らない」と回答されているようで、社会にはまだまだ浸透しきっていないようです。

ここ数年、冬になると「ヒートショック」という言葉をよく聞き、ニュースでも見かけるようになりました。

最近はスマホを利用される方も増えていますし、まずはこういう問題がある、という認識をもってもらうことが大事だから情報発信されているのです。

 

 

ヒートショックとは

温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動し、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞等が生じてしまうことで冬場、特に高齢の方に多いのが特徴です。

2011年度・東京都健康長寿医療センター研究所の全国調査では、浴中のヒートショック関連死は全国で約1万7000人以上と推計されています。交通事故より自宅の中で事故が起こる危険性の方がはるかに高いのが現状です。

 

注意する場所

浴室、脱衣所、トイレなど。
家の中の寒い場所、リビングと温度差が大きくなる場所に注意しなくてはなりません。

特に入浴時は、寒い脱衣所で衣服を脱ぐことで血圧が急上昇↑し、熱い湯船につかることで血管が拡張し急激に血圧低下↓ そしてまたお風呂から出ると寒くて血圧が急上昇↑

こうした血圧の急変により立ちくらみが生じたり、意識がもうろうとしたり、脳出血など体に重度の異変が起こったりするのです。

 

対策

よく言われている対策は

・お風呂の温度を上げすぎない
・浴室と脱衣所を暖房で温める
・脱衣所の床に断熱マットを敷く 等

冬は冷えた体を温めたい気持ちは十分に分かるのですが、ヒートショックのリスクが高まるので注意しましょう。

ひとまず既存住宅で行う対策としては、浴室と脱衣所を暖房しておくことがベストと思われます。

小さめのセラミックヒーターなどでも十分温まりますし、とにかく浴室や脱衣所が10℃を切るような場合はしっかりと対策をとりましょう。

(出典①:経済産業省 資源エネルギー庁:http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/2016shoueneseisaku/pdf/008.pdf 以下「出典①」

 

根本的な原因

根本的な原因は、やはり「家」にあります。下図の出典①によると無断熱の家がまだ4割もあります。

 

(出典①より)

 

既存住宅では断熱リフォーム。そして、これから新築される方は、健康面を考え、しっかり断熱ができている家かどうかを確認して計画しましょう。

見えない壁の中の断熱材、窓ガラスの性能を上げることはコストが高くつきますが、その分、冷暖房費は安く済みます。そして何より「健康」な生活ができます。

出典①の資料では、高断熱住宅による健康改善効果も紹介されています。

(出典①より)

 

実際に私も血圧が低下しアレルギーも治りました。偏頭痛にもなりません。

この冬は風邪もひいていませんし体調不良もありません。

しっかりと断熱できている家に住むことの健康面での効果は非常に大きいと感じています。

 

 

ウェルネストホームでは

私たちの家の場合、冬の家の中の温度差はだいたい2℃以内。

リビングと脱衣所、浴室はほぼ同じ温度で19~20℃です。このあたりはまた検証してみるつもりです。

いい建材をしっかり使って断熱し、気密もとっていますので建築コストは高めですが、しかし、月々のランニングコストやメンテナンスコストは少なくて済みます。

そのあたりは今後もレポートしていきますし、他にもお施主さんがブログで紹介されています。

健康に暮らせる家ですので是非ご検討ください。

 

他に参考にした情報源
2013年12月11日「冬場の住居内の温度管理と健康について」

クリックしてpress_20131202.pdfにアクセス

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
https://www.tmghig.jp/research/release/2013/1211.html

皆さんもご一読くださいね。

 

 

では、2019年度も健康に気を付けていきましょう!

 

我が家はまた本日からキャンプに行ってきます。

 

 

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今年のうちに皆さんに伝えたいこと。

こんにちは、嫁子です(・Θ・)

今日は大晦日。

一年最後の締めくくりの日となりましたね。
皆さん、今年はどんな1年でしたでしょうか。

 

我が家は低燃費住宅のこの家に住み始めて、ちょうど2年が経過しました。

快適性・省エネ性をより高めるために試行錯誤を楽しんだ1年目とは異なり、2年目は試行錯誤から得られた我が家流の「住まい方」をある程度再確認しながら実践していく年になりました。

年中、家の中のどこにいても安定した温湿度で体への負担やストレスが軽減される生活。この家の素晴らしいところは今までも記事にしてきましたが、まだまだ伝えきれていないのかもしれません。

家族の健康と暮らしを守ってくれる「大切な人にこそ住んでほしい最高の家」。

この家に住み始めて、そう感じさせられることが多くなりました。

 

さて、

今年を締めくくる年末の本日は、どうしても今年のうちにきちんと書き残しておきたかったことがあります。

少し重い内容になってしまいますが、どうかお許しください。

 

 

私は、低燃費住宅の日常に感謝しながらも、心に引っかかっていることがありました。

それは 離れて暮らす親 のこと。

我が子が成長していくのと同時に、親は年々、年老いていきます。

自分たちはこの家で快適に、健康に暮らしているけれど、「親が住み続けている実家の住まい」はどうか?

「家の気密性・断熱性」、「耐久性」なんかまったく重視されることなく建てられた実家は既に築35年、もうあちこち傷んでいて、やはりそろそろ寿命なのかなという状態。しかも、阪神大震災の大きな揺れで家は半壊。大規模修繕したものの家の歪は大きく、閉まらなくなっているドアもあるくらい。次の地震が来たら建物は耐えられないのではないか…想像するととても恐ろしい。

当然、隙間だらけの家は冬になると家の中でも吐く息が白くなり、外気と変わらない寒さで冷え込む。リビングなどは暖房をかけるので室温は上がるけど、一歩廊下に出ると温度差が身体に堪え、お風呂やトイレに行くことが危険な行為になってしまう。

 

これからますます年老いていく親の住環境を、なんとか改善してあげられないか… そんなモヤモヤした思いを抱えていました。特に昨冬は例年にない冷え込みで、ヒートショックでも起こすのではないかと心配になり、脱衣所にも暖房をかけて気を付けてね、と声をかけていましたが…

 

今年の春。

母は脳出血を起こし、急逝しました。享年60歳。

身体も元気でまだまだこれからという時に、心配していたことは現実に起こってしまったのでした。

血圧が高くなってきているという話は聞いていましたが、もう少し対策ができていれば…

結果は違っていたかもしれません。

 

不幸にも色々な要因が重なってしまった結果だとは思います。しかし、「住環境が母の身体に大きな負担をかけ続けていた」ことが大きな要因であったことは間違いないと思っています。

「家」というのは、そこに暮らす人の生活の基盤であり、守ってくれるものであるはずです。

その「家」が原因となり、住む人の健康が害される。ましてや、その結果、命を落とすなんて本来あってはならないことです。

 

どうか、これから家づくりを考えられる方には、そこで暮らしていく大切な家族の健康と暮らしを守り続けてくれる家を計画してほしいと、心から願っています。

 

目先の費用や流行のデザイン、ネームバリューに振り回されていませんか?

身体にかかるストレスを軽減してくれるような室内環境ですか?

完成時の強度はいつまで維持してくれる仕様でしょうか?

「温暖な地域だから、そこまで性能を上げなくても大丈夫ですよ」と言われたら… 本当に将来の老後のことをよく考えてください。

健康を損なってしまっては、誰もいい思いをしないのです。

 

 

それから、

室内環境をコントロールすることに多くのエネルギーをかけなくて済みますか?

メンテナンスに高額な費用をかけなくても済みますか?

家にかかる費用は目先のイニシャルコストだけでなく、光熱費、メンテナンス費用を含んだトータルコストで計算してみましょう。また、体への負担から生じる医療費の増加も考えましょう。さらに、次世代の子どもたちが住み続けられることにより、子供たちが住宅ローンを背負わなくて済むという可能性まで考えてほしいです。

家は、子供たちの世代まで考えた長期的な視野で計画しましょう。

 

こうして、親を亡くして重ね合わせてしまうのは、高齢となった将来の自分。そして、子供たちのこと。

低燃費住宅で暮らしていれば、子供たちに余計な心配をかけなくて良いかもしれないという安心感はあります。

 

母もこの家で暮らしてくれていれば

 

まだ私は、母を思い出さない日は一日もなく、後悔と寂しさで胸がいっぱいになります。

しかし、前を向いて元気に生活していくことが何よりの供養だと思っています。

そして、大切な家族に同じことが起こってほしくないと切実に思います。

大切な家族を守るのは、「家」です。

 

 

暖冬とはいえ、冬はやはり寒く、体には負担がかかります。

体調管理には気を付けて元気にこの冬も乗り切りましょう☆

 

 

最後になりましたが、この1年も、大変ありがとうございました。

来年も皆様にとって素晴らしい1年となりますように(^^*

 

来年も変わらず、当ブログとhu-huを宜しくお願いいたします。

 

 

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低燃費住宅の冬の温湿度

こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ

 

今年の冬は冷え込む日があるものの暖冬ですね。
ほんと助かります。

我が家では、ここ数日はエアコンによる暖房時間は1日あたり1時間程度でして、晴れている日であれば全くエアコンをつけない日があるくらいです。

パッシブデザイン採用のため、晴れた日は効率よく日射を取り込み、その熱を躯体が蓄熱しますので夜も無暖房で20度近くを維持しています。

家の気密・断熱がしっかりしていることもあり、暖冬の年は暖房費がかからず助かります。

 

さて、本日は久々に家の温熱環境の話をしようと思います。

 

2018年12月23日 AM7:00 我が家の温湿度

室温 約20℃、湿度 約60%です。

昨夜は雨でしたので湿度がやや高めになっていますが、

加湿器なしでもだいたい50%を維持しています。

ここ最近の、外の温湿度はというと、朝は6℃で湿度35%程度の日が多かったです。

 

乾燥するこの時期に20で湿度50%の環境で過ごせることはほんとに素晴らしいことです。

 

では、どう素晴らしいのか見ていきましょう。

 

 

〇絶対湿度という指標

気象情報や部屋の温湿度を見るときに、普通に湿度というと「相対湿度」のことを言います。

相対湿度とは、その温度の空気が含むことのできる水蒸気量(飽和水蒸気量)に対しての相対量を示します。例えば、10℃の空気の飽和水蒸気量は約9.4gです。50%の湿度の場合、その量に対して半分の4.7gの水蒸気が含まれているということになります。

 

ところが、この飽和水蒸気量のややこしいところが、温度によりその飽和量が変わってくるところです。

(画像お借りしています)

同じ量の水蒸気を含んでいても気温の変化とともに、相対湿度の値もどんどん変わります。

 

と、そこで空気が含む水蒸気の絶対量を見るのが「絶対湿度」です。

これは、空気1㎏が含む水蒸気量の絶対量を示します。

 

以下のようなグラフで見ます。

(画像お借りしています)

 

それでは、上に書いた条件で絶対湿度を見てみましょう。

 

温度20℃、湿度60%の場合の絶対湿度は 約8.7g 

温度6℃、湿度35%の場合の絶対湿度は 約2.0g

仮に、温度6℃、湿度35%の空気が家に入ってきて、暖房で

室温20℃まで上昇させた場合、湿度(相対湿度)はどのくらいになるか??

何と! 湿度13.8% となります。

これが、冬の住宅内が乾燥する理由です。

 

◆(参考)夏の場合の温湿度

比較のために夏の絶対湿度を見てみましょう。

温度30℃、湿度80%の場合の絶対湿度は 約21.5g です。

夏は高温多湿なだけあって、多くの水蒸気量を含んでいることが分かりますが、それに対して冬の水蒸気量は10分の1程度しかありません。

 

 

〇乾燥が引き起こす暮らし・健康への影響

空気が乾燥する冬は以下のような状態になります。

・肌が乾燥する(我が子は乾燥肌になっていました)
・喉の疾患にかかりやすくなる
・風邪やインフルエンザのウイルスが活性化して疾患にかかりやすくなる
・埃が舞いやすく、ハウスダストのアレルギーが出やすくなる

 

一般的には、冬は加湿器を使用します。

すると、
・断熱の弱い部分(窓やサッシ)で結露する
・結露したところからカビが生える
・カビが生えるとダニが増える
・ダニの死骸が空気中に舞い、アレルゲンが増えて体が反応する

 

乾燥状態の住環境では、以上のような悪影響が出てしまいます。

 

このようことを考えると、加湿器を使用せず20℃で湿度50%の環境で暮らせること、そして結露のない家は素晴らしいと思ってしまうわけです。

この家には本当にありがたさを感じます。

 

 

さて、本日はまたまた「GOGOキャンプ3人組」のお供でキャンプにでかけてきます。

私はこの家でぬくぬくと家で過ごしたい( ;∀;)

 

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