我が家の「緑の柱」屋外実験場のその後(1年後)

こんにちわ夫です(・ω・)ノ

 

ここ数日は雨模様です。

今年、関東では雨はそこそこ降っているようですが、西日本ではあまり降っていません。

香川県民としては、毎年この時期、高知県にある早明浦ダムの貯水位が気になります。

現在、早明浦ダムの貯水率は60%程度。

このまま雨が少ない状況が続くと取水制限が始まるだけではなく、学校のプールの授業もなくなってしまいます。

水泳好きだった私は、小学校の時にプールの授業ができなくなってすごく残念な夏を過ごした経験があります。

豪雨災害は生じてほしくないですが、一定の雨は降ってほしい。

豪雨の発生頻度はここ数年で確実に増えてきております。そして、それが地球温暖化と因果関係があることも明らかになっています。

自然災害の低減に向かって、今後さらに低炭素社会の取り組みはしていかなければならないと真剣に思います。

それは、ハイブリット車を導入するのと同じく、住宅においても低炭素化(←低燃費化)がもっと進んでいかなければなりません。

そういう意味でも、「快適・健康な生活を維持できる。且つ、低燃費な住宅」がもっと広がってほしいと願っています…。

こういう思いから、このブログを続けております。

 

さて、

前置きが長くなりましたが、本日はタイトルの通り
我が家の「緑の柱」屋外実験場の1年後の様子を報告したいと思います!

久々にやってきましたこのシリーズ。

開設から1年、早いものです(;^ω^)
それぞれのサンプルは野ざらし雨ざらしの中で1年、今はどうなっているのか・・・

 

 

実験をはじめた経緯

我が家の庭で、なぜ「緑の柱」の実物サンプルでの実験場を開設しようと思ったのか、
ずっと読んでいただいている方はすでにご存じかと思いますが、こちらの記事をご覧ください。

 

キッチンの緑の柱に異変が…②コシイプレザービングの回答!

 

我が家の植栽スペースでも「緑の柱」の屋外実験開始!

 

早い話が

・当時、「緑の柱」は防腐、防蟻効果の持続期間が長く、構造材の割れや変形も防止するということだった。しかし、我が家の居住空間に見えている緑の柱に割れが生じたことがきっかけで、緑の柱について、いつものようにとことん調べた。
・コシイプレザービングさんの試験場では、緑の柱の「薬剤」の検証試験をしており、効果が高いことが実証されている。

・しかし、それはしっかりと薬剤を浸潤させたサンプルでの試験結果であり、実際の建築に使用される「緑の柱」での試験は行われていない。
・実際に我々の家に使われている「緑の柱」の効果を実物で試してみたかった。

・ちなみに、「緑の柱」は耐震性を維持しつつ安全性の高い構造材。素晴らしい木材であることは間違いない。
ということになります。

 

では、実験結果にいきましょう。

 

〇実験開始~6か月後の状態(2018年6月1日~12月2日)

これまでの状態として、過去記事の写真をご覧ください。

〇実験開始時(2018年6月1日)

埋設時の各サンプルです。非常にきれいです。

真ん中が無処理のサンプル、左が住宅用構造材となる緑の柱のサンプル、右が外構用の緑の柱のサンプル。

住宅用と外構用の違いは、木材保存剤の浸潤量が2倍となっています。

また、真ん中のサンプルは無処理とはいえ天然乾燥材ですので、これ自体でも高温乾燥材と比べて強いです。

ちなみに木材保存剤は「マイトレックACQ」という銅イオンを主体とした溶剤で、一般的に用いられる防腐・防蟻剤に比べてはるかに安全性が高いです。

 

〇1か月後の状態(2018年7月1日)

真ん中の無処理のサンプルで割れが生じ、黒くなり表面に菌が付き始めています。

 

〇2か月後の状態(2018年8月5日)

2か月経過時点で

・無処理のサンプルでは断面の割れが大きくなり、側面にも菌がついてくる(中央)

・緑の柱は少し割れた程度で菌はつかず(左)

・外構用処理材も少し割れが生じた程度で全く大丈夫(右)

 

 

〇6か月後の状態(2018年12月2日)

中央の無処理のサンプルの表面が黒ずんできました。

 

〇無処理サンプルの断面アップ

6か月後の状態

〇緑の柱のサンプル

6か月後の状態

こちらも割れの大きさは変化なし。菌はついておりません。

先ほどの無処理のサンプルと比べるとかなり違いますし、きっと薬剤の効果も維持しているのでしょう。

 

〇外構用処理材のサンプル

6か月後の状態

全くの変化なしです。余裕のよっちゃんです。

 

以上がこれまでのサンプルの設置~半年後の経過です。

ではいよいよ、1年後の状態をお見せします。

 

 

〇実験開始1年後の状態(2019年6月2日)

各サンプルの全体写真

上の写真と見比べると分かるのですが、特に真ん中の未処理のサンプルはだいぶ黒ずんできたな~という感じです。

では、それぞれの断面と側面を見ていきましょう。

 

無処理サンプル

一番上の埋設時の写真と比べるとかなり色が変わっています。

断面に菌が入り込み、側面もかなり黒ずんできました。

 

緑の柱サンプル

埋設時と比べると、緑色が薄くなっているのが分かります。そして、側面の右側と左側で色が違います。

右側は南を向いているので、直射日光によりより色あせたのだと思います。

断面、側面ともに少し黒ずんでいるように見えますが、前日の雨が残っているだけで、菌がついているわけではありません。

無処理のサンプルに比べるとずいぶん違います。

見た目でも木材保存剤の効果が出ていることが分かります。

 

緑の柱・外構用サンプル

こちらもほんの少し黒ずみが出てきたかな?という感じですが、まだまだ余裕のよっちゃんです。

さすが外構用。

 

〇まとめ

実験開始から1年が経過し、それぞれのサンプルに差が出てきております。

無処理のサンプルの劣化はやはり早そうです。

まあ、普通に木材を1年間外に出してほったらかしたら…こうなるわな。という印象です。

通常の家で考えた場合、軒下や壁の中の構造材は直射日光や雨が直接あたることがないにしても、夏の高温多湿や蒸れ、冬の乾燥・結露にさらされます。そして、早ければ10年前後でシロアリや腐朽菌の影響で耐震性が低下する事態が発生することもあります。

「緑の柱」はさすがに直射日光により緑色が色あせてきましたが、まだ全然大丈夫です。

この過酷な条件下で、今後どこまで持ちこたえるか! 引き続き経過を見ていきたいと思います。

 

 

〇番外編

上記の3本のサンプルの隣にセットしてありましたホワイトウッドとベイマツのサンプルの状態を報告します。

 

設置当初の状態がこちらです。

ホワイトウッドはその名の通り白っぽい木材で左側のサンプル、ベイマツは赤っぽい右側のサンプルです。

これから1年後、どうなったかというと

ありゃりゃ~という感じです。

設置当初の白さや赤さはどこへやら…側面には菌がつき、黒ずんでいます。

芯のほうから周辺部に向かって細かな割れが生じており、明らかに劣化が早いです。

こちらも、今後どうなっていくのか楽しみですね。

 

〇次回予告!!

かなり長くなりましたので、今日はここまでにしたいと思いますが、
次回は、このサンプルを掘り返して地中部を確認します!!

このサンプルの半分は地中にあり、土壌中の微生物や腐朽菌、シロアリなどの、木材を腐らせ、分解しようとする生物の作用をもろに受けています。

この作用も自然の摂理ですので、豊かな自然が維持されるうえで当然必要な作用です。しかし、家にとっては大敵。

 

緑の柱の木材保存材の効果はこれらの分解作用からどれくらい木を守ることができるのか!
掘り返して確認してみたいと思います。

お楽しみに!!

とは言いながら、このところ出張続きであまり時間がありませんので、時間がとれるかどうか、ちょっと弱気です(汗)

記事が遅れたらごめんなさい(>_<)

 

 

これからはより暑さが増してくると思いますので、皆さん体調管理には気をつけましょう!

 

 

 

 

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我が家の「緑の柱」屋外実験場のその後(6か月後)

こんにちわ夫です(・ω・)ノ

この週末は冬らしい天気となり、かなり冷え込みましたね。

私は温かいおうちでぬくぬくと過ごしたかったのですが…GOGOキャンプ3人組に押し切られ、このくそ寒いなかキャンプにでかけておりました(;^ω^)

こちらは公園で行われていたイルミネーションの写真です。嫁子もチビズも大喜びでした。

 

 

さて、本日は我が家の「緑の柱」屋外実験場の6か月後について報告したいと思います。

記事がかなり遅れておりましたので、2か月後から一気に飛ばして最近の様子です!

 

 

我が家の「緑の柱」屋外実験場の6か月後の状況

 

〇まずは実験開始時(2018年6月1日)

 

〇1か月後の状況(2018年7月1日)

 

〇2か月後の状況(2018年8月5日)

2か月経過時点で

・無処理のサンプルでは断面の割れが大きくなり、側面にも菌がついてくる(中央)

・緑の柱は少し割れた程度で菌はつかず(左)

・外構用処理材も少し割れが生じた程度で全く大丈夫(右)

 

 

〇6か月後の状況(2018年12月2日)

そしていよいよ今回ご報告する6か月後の状況です。

ぱっと見た目ですが、中央の無処理のサンプルの表面が黒ずんできたな~という感じです。

それでは、サンプルごとに詳しく見ていきましょう。

 

 

〇無処理サンプルの断面アップ

2月経過時の状態

こちらが6か月後の状態

 

割れの大きさなどはあまり変わっていませんが、表面の黒ずみは増しています。それから、他のサンプルにも言えることですが12月になるとサンプルもかなり乾燥してきている感じがします。

そしてこちらが側面です。

側面も明らかに黒っぽくなってきています。

 

〇緑の柱のサンプル

2か月経過時点の状態

こちらが6が月後の状態

こちらも割れの大きさは変化なし。菌はついておりません。

そして側面がこちら

緑色が薄くなった??という感じがしますが、かといって菌がついたり黒ずんでくることもなく、側面は綺麗な状態を維持しています。

先ほどの無処理のサンプルと比べるとかなり違いますし、きっと薬剤の効果も維持しているのでしょう。

 

〇外構用処理材のサンプル

2か月経過時の状態がこちら

そして6か月後の状態がこちら

断面は変化なしです。

側面がこちら

こちらも全くの変化なしです。余裕のよっちゃんな感じがします。

 

〇まとめ

2か月経過時点と比べると割れの大きさは変わっていないですが、無処理のサンプルでは断面・側面ともにだんだん黒ずんできているのが分かります。

一方、緑の柱と外構用処理材は菌の付着もなく、断面・側面ともに綺麗な状態が保たれています。

 

 

〇番外編

そして、上記の3本のサンプルの隣にセットしてありましたホワイトウッドとベイマツのサンプルの状態を報告します。

 

設置当初の状態がこちらです。

ホワイトウッドはその名の通り白っぽい木材で後ろ側のサンプル、ベイマツは赤っぽい手前のサンプルです。

これから6か月、どうなったかというと

 

〇ホワイトウッド

まずはホワイトウッドの断面です。

スギ材の割れの入り方とはずいぶん異なり、芯の部分から外側に向かっていくつも割れが生じています。

こちらが側面です。

設置当初の白さはどこへやら…側面には菌がつき、黒ずんでいます。

 

 

〇ベイマツ

こちらがベイマツの断面です

こちらもホワイトウッドと同じように芯のほうから周辺部に向かって細かな割れが生じています。

こちらが側面

こちらも菌がつき黒っぽくなってきています。

 

ホワイトウッドとベイマツはスギの無処理のサンプル同様に菌がついて側面も黒ずんできています。

それから、芯から外側に向かって細かな割れが多数入っているので、スギより早く劣化が進みそうな気がします。

今後どうなっていくのか楽しみですね。

 

 

我が家の屋外実験場の6か月後の状態は以上のような状態です。

これからはより寒さが増してくると思いますので、皆さん体調管理には気をつけましょう!

 

 

 

 

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我が家の「緑の柱」屋外実験場のその後(2か月後)

こんにちわ夫です(・ω・)ノ

このところは日中の気温は上がっていますが、朝晩は冷え込むようになってきましたね。

しかし、家の中は朝は24度~夜は26度くらいなのでまだまだ薄着で過ごしています。

それから、空気はやや乾燥するようになってきたので、洗濯物は室内に干すようにしました。

 

さて、本日は我が家の「緑の柱」屋外実験場の2か月後について書きたいと思います。

記事がかなり遅れてるので急がねば(;・∀・)

 

 

我が家の「緑の柱」屋外実験場の2か月後の状況

 

〇まずは実験開始時(2018年6月1日)

 

 

〇1か月後の状況(2018年7月1日)

・無処理のサンプルに割れが生じ、断面に菌がつき始めました(中央)

・緑の柱は少し割れた程度で菌はつかず(左)

・外構用処理材も少し割れが生じましたが全然大丈夫(右)

 

〇2か月後の状況(2018年8月5日)

今回ご報告する2か月後の状況がこちらです。

1か月後の写真と比べると、中央の無処理のサンプルの側面が少し黒ずんできているのが分かります。

 

無処理サンプルの断面アップはこちら

2か月後になりますと、さらに割れが広がりました。

菌のつき具合が大幅に増えたという感じはありませんが、側面と同じように断面も少し黒ずんできているのが分かります

 

・緑の柱の断面はこちら

緑の柱も少し割れが広がりましたが、無処理のサンプルに比べるとかなり抑えられています。

表面への菌の付着はありません。黒ずむこともなくほぼ先月と同じ状態を保っています。さすがです。

 

・外構用処理材はこちら

こちらも少し割れが広がりました。しかし、菌の付着はありませんし表面も変化なしです。

無処理のサンプルに比べるとかなり余裕な感じがします。

 

〇まとめ

それぞれのサンプルで1か月後より割れが広がりました。

無処理のサンプルでは表面が黒ずんできており、時間の経過による劣化が進んでいるようです。

一方、緑の柱と外構用処理材は菌の付着もなく、断面も綺麗な状態が保たれています。

これから劣化度合いの差が大きくなっていくのか、楽しみです。

 

あと、ホワイトウッドとベイマツのサンプルがありますので、今後、合わせて状況報告していきたいと思います。

 

 

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