日射遮蔽開始の季節です。

こんにちわ夫です。

今年のゴールデンウイークは10連休となりましたが、皆さん楽しめましたか?

我が家はというと、

私の仕事が入ったり、法事があったり、キャンプに行ったり、家でゆっくりしたり…と何だかんだですぐに終わってしまいました。

 

さてさて、

この季節、低燃費住宅では日射遮蔽を開始したり、換気システムの運転を切り替える時期になっております。

本日はその内容について書きたいと思います。

 

この季節の外気温と室内環境

本日2019年5月11日 朝の段階で確認した気象予報は以下のようになっております。

このところは朝夕が冷え込みますが、日中は気温が上昇してきます。

また、冬や春先とは違って湿度が高いです。

 

一方、室内の温湿度はというと

24℃、57%を示しています。

 

空気中の水蒸気量とエネルギー量はどうなっているか

 

毎度お決まりの、空気中の水蒸気量(絶対湿度)とエネルギー量を見てみます。

・室温24℃、湿度57%の状態での絶対湿度は10.6g/kg 比エンタルピーは51.1 kJ/kgです。

家の中は暑くもなく、寒くもなく、いわるゆ「快適」な状態です。

しかし、(我が家の)快適さの指標となる絶対湿度12gのラインに近づいてきています。

 

同じ湿度で温度が1℃ずつ上昇するとどうなるか、計算すると

 

・室温25℃、湿度57% ⇒ 絶対湿度 11.2g、比エンタルピー 53.8 kJ/kg

・室温26℃、湿度57% ⇒ 絶対湿度 11.9g、比エンタルピー 56.6 kJ/kg

・室温27℃、湿度57% ⇒ 絶対湿度 12.7g、比エンタルピー 59.6 kJ/kg

 

室温26℃までが許容ラインで、室温が27℃になると一気に快適ラインを超えてしまい不快ゾーンに入ってきます。

あと2℃の許容、そう考えるとこの時期は「快適」と「不快」が隣り合わせになっている時期でもあります。

 

ちなみにですが、比エンタルピーとは、水蒸気も含めて、空気が有するエネルギー量(空気1㎏中)を示す数値となります。

「湿度が高くなる=空気中の水蒸気量が多くなる=水分は乾燥空気より熱量が大きいためエネルギー量が多くなる=不快を感じやすい」

となります。このように考えると湿度の管理がいかに大切かが分かります。

しかし、同じ湿度でも、「水分は乾燥空気より熱量が大きい」ことが影響して、結局は温度が上昇することでエネルギー量も多くなってしまいます。

この空気はどれくらいのエネルギー量を持っているのか、それを簡単に見る数値が比エンタルピーとなります。

 

先日は快適さの比エンタルピーの基準は60kJ/kgあたりかな~と書いたのですが、上の室温27℃、湿度57%の場合だと

これまでの経験で明らかに「不快」なので、比エンタルピーの快適ラインは57kJ/kgあたりにあるかもしれません。

 

 

話を室温に戻して、

低燃費住宅は、気密性と断熱性能が高いので外気に影響されて室温がどんどん上昇していくことはないのですが、

簡単に2℃上昇させてしまうエネルギー源があります。

 

それは、これです。

冬場はありがたかったのですが、これからの季節は直射日光は室温をどんどん上昇させるので遮断しなければなりません。

 

 

室温上昇をどのように防ぐか

高気密、高断熱住宅では、夏場は直射日光を遮断しなければなりません。

そのために日射遮蔽を行います。

基本的には、東と西の窓はすべて遮蔽し、朝日と夕陽が入らないようにします。

こうすることで、室内の温度上昇はかなり防げます。

しかし、屋内に家族がいて生活していると内部からも熱が発生しますので、それは換気システムを使用して調節をします。

日射遮蔽を開始する時期になると、換気モードも空気の入れ替えのみの「換気モード」に切り替えて換気量を少し多めにします。

特に就寝前、この季節だと室温22~23℃あたりがいいので、手っ取り早く室温を下げたい場合は窓を開けます。

現在の低燃費住宅ではサッシに網戸がつけられるので、蚊を気にせずに窓を開けられるのはうらやましい限りです。

我々が建てた時期は網戸のないユーロ製サッシが採用されていますので、蚊が出てくると窓を開けることができません。ということで、そろそろエアコンの冷房運転を使用する時期になりました。

 

 

おわりに

ウェルネストホーム(低燃費住宅)では、3月の下旬くらいから暖房を使用することもなく低燃費な生活を送ってきましたが、そろそろ夏仕様の生活に切り替える時期となりました。

このところ「令和初の〇〇」という言葉がよく出てきておりますが、我が家のブログも令和の初投稿はこのような日常の話題でした。

 

皆さん今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

 

窓の外側は春でも結露

こんにちわ夫です(‘ω’)ノ

春になりましたね~♪

桜もどんどん開花し始めてますし、この週末はお花見ができそうですね。

私もようやく年度末のドタバタが終わりましたので、羽を伸ばして遠出しようかな~というところです。

 

さて、本日は季節外れの感がありつつも、結露について書きたいと思います。

気温が上昇してきているにもかかわらず、先日は窓の外側が結露していたからです。

(もちろん我が家の屋内側では結露は生じていませんよ)

 

〇窓の外の結露

雨が降っていた先日3月20日のことです。夜から窓ガラスの外側が結露し始め、朝になってもこのとおり。

 

翌朝AM7:30頃の状態です。

秋~冬~春先はこのように窓の外側が結露することがあります。たまに梅雨時にもなったりします。

余談ですが、窓ガラスの端は結露していないので、サッシは冷えていないんだな~ということが

分かります。さずが樹脂サッシです。

 

〇なぜ窓の外側が結露するのか

これは、外気の温湿度と窓の外側の表面温度が関係しています。

前日からは雨が降っており、気温は10℃→5℃台に低下、湿度は90~100%でした。

気象庁の最寄り観測所の前日(3月19日)の1時間ごとの値です。

 

 

例えば、21時時点の温度は9.1℃、湿度は91%です。

気象庁のこのページでは露点温度まで表示してくれてまして、その時点の露点温度は7.7℃となっています。

いちいち計算しなくていいので非常に助かりますね。

窓やサッシがその温度以下になっていると、そこで結露が発生するわけです。

 

 

ここで、窓の外側の温度が何度だったかというと

窓ガラスの表面温度は朝7時半の時点で6.9℃でした。先ほどの露点温度7.7℃を下回っています。

夜はもっと冷えていたと思いますので、当然、結露が生じるわけです。

参考までに、当日(3月20日)のデータも見てみます。

 

気温が最低になったのは朝5時の5.1℃です。その時点では湿度は100%になっており、露点温度も5.1℃。

面白いことに、そこから9時には気温が8.1℃にまで上昇して、飽和水蒸気量も増加しているはずですが

相変わらず湿度は100%。

恐らくですが、気温上昇とともに路面にたまっていた水がどんどん蒸発していたためと思われます。

この時、外壁のアルセコ表面を触ってみましたが、やはり壁面にも水蒸気はついていました。

まあ、湿度が100%なので当然といえば当然です。

 

 

〇家で結露しやすい部分

家の中では、金属(アルミサッシ部分)や窓ガラス、コンクリートなど、冷えやすく特に透湿性のない部材のところで結露が発生しやすくなります。

今回のように夕方に雨が降り、湿度が100%近くになった状態で外気温が下がる場合は結露しやすい条件といえます。

このような条件下では、冬でも、梅雨時期でも、夏でも、普通に結露が生じます。

注意しなければならないのは、気密性が低く断熱性が弱い壁の中では、壁内に入り込んだ湿り気を含む空気が冷えて結露しやすくなるという点です。

そして壁の中で結露が生じてしまうと内部にカビが発生し、柱が腐り、早い段階で家の耐震性能が失われてしまいます。

 

 

〇通気層があれば大丈夫か

現在の新築住宅では、ほとんどの場合、壁の外側に「通気層」が設けられています。

この通気層は、壁の中に入り込んだ湿気や水分を速やかに外部に排出できるようにするためのもので、この通気層があれば「結露しない」というものではありません。

上で説明したように、雨が降るとこの通気層内にも湿度100%近い空気が入り込み、気温が下がり内部が冷えるとそこで結露が生じます。

いわば、壁内結露の影響を軽減・緩和するためのものです。

当然、通気層の室内側には透湿防水シートが施工されていると思いますが、湿気は壁の内部に透過してきますので、

断熱が弱い壁だと壁内結露のリスクも高まり、カビも生えやすくなります。

およそ10年ごとに外壁の補修が必要になってくるのも、雨などで内部に入り込んでくる水分が多くならないようにするためです。

ということで、私は「通気層=大丈夫」という考えには大きな疑問を持っておりました。

 

〇ウェルネストホームの壁には通気層がない

 

ウェルネストホームの壁の中には通気層はありません。

壁の外側からアルセコのトップコート、ロックウール、モイス、セルロースファイバーなどが施工されており、湿気は通しますが断熱性能が高いので壁内が冷えることはなく、仮に水分が入り込んだとしても、壁全面から速やかに外部に排出されます。

これに関しても過去記事にありますが、実験により検証済みです。

通気層がない、というよりは「通気層が必要ない」ということだと思います。

そして、定期的なメンテナンスの必要もないところが素晴らしいところです。

我が家の壁はもう2年が経過していますが、洗浄等はまったくしていませんが、窓枠の下もきれいな状態が維持されています。

それから、来客時にはよく水をかけて遊ぶのですが撥水性は抜群です。

 

外壁の話はこれくらいにして、窓の内側の温度が気になりませんか?

 

〇窓の内側の温度

もちろん、窓の内側の温度も計っております。

まずは樹脂サッシ部分から

 

樹脂部分で18.6℃

そして、ガラス部分

ガラス部分で19.8℃

トリプル樹脂サッシの外側はガラス面のほうが温度が低いのに、内側はガラス面のほうが温度が高い。

ガラス面のほうが断熱性が高く、弱いのは樹脂サッシ部分ということになります。

それでも樹脂サッシ部分で18.6℃を維持しているのは、樹脂サッシの性能が高いといえます。

ガラス面に関しては室内とほぼ同じ温度ですので、これまた素晴らしいです。

 

壁の仕様やトリプルガラス樹脂サッシについては、ウェルネストホームのスタッフの方が、実物サンプルを用いて詳しく説明してくれますので、是非聞いてみてください。

 

ということで、本日は結露の話でした。

 

 

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

ウェルネストホーム(低燃費住宅)の防音性能

こんにちわ夫です。

このところはどんどん暖かくなり、花粉が飛びまくっていますね。

私も花粉のアレルギーがあり、家にいる時はそうでもないのですが、仕事で山に行って花粉シャワーを浴びた日の夜は目、鼻、喉、くしゃみ...凄いことになります(´;ω;`)

換気システムのフィルターも花粉対応タイプに交換しようかな・・・

まあ、値段が少し高めだし、そのうち花粉も飛ばなくなるのでこのままでいきますが。

 

さて、気を取り直して

本日はウェルネストホーム(低燃費住宅)の防音性能について書きたいと思います。

 

〇ウェルネストホーム(低燃費住宅)の防音性能

ウェルネストホームの家は気密・断熱性能が高いのが特徴ですが、それだけではありません。

壁の中にしっかり詰まったセルロースファイバー、外断熱システムの分厚いロックウールは共に防音性能に優れています。そして、使用しているトリプルガラスの樹脂サッシも他の国産サッシより防音性能が高く、窓からの騒音の侵入をかなり防いでくれます。

とにかく室内がすごく静かです(*^_^*)

 

ウェルネストホームのOB友達が大阪伊丹空港近くで家を建てていますが、離発着ルートのほぼ真下なのでキーン、ゴゴゴ~など、大きな航空機騒音を頻繁に受けてしまう環境です。

ここで生活するのは落ち着かないんじゃないかな~・・・ついついそんな不安を持ってしまいます。

ところが、家にお邪魔してビックリしたのが、普通に会話している程度で近づいてくる飛行機の音に気付かないのです!

リビングの窓の外に、着陸寸前の飛行機がいきなり現れて、静かにスーッと空港に降りていくんです!!

こんな近距離に飛行機が通るなら、家の中からいい写真が撮れそう♫

飛行機好きな方にはたまらない!!と余裕でいられるくらい、躯体の防音性能が高いのです。

 

外からの騒音の遮断は家の中でゆっくり過ごすには非常に大事な要素です。

では、どれくらい外からの音が減衰しているのか、数値的に確認しておきたくなるのが私の性分でして・・・。

 

〇簡易騒音計で測定開始!!(屋外)

買ってしまいました簡易騒音計。

 

早速、どれくらいの数値が出るのか、その数値がおおよそ正しいものなのか、屋外で騒音を測ってみます。

我が家はの周りには住宅がまずまず建っており、約140m離れてJR線と2車線道路があります。

通勤時間帯は電車も増え、通行車両も増えるような環境です。

まずは普通に計測します。

この時の測定値はだいたい45~55dB(デシベル)程度です。

これは昼間の閑静な住宅街に該当するレベルです。

 

数値は0.5秒間隔くらいでどんどん振れていくので、だいたいの上限と下限を撮りました。

この機種にはHOLDボタンがあり、瞬時の測定値をホールドできる機能がありますが、今回は使用せずにだいたい数値が安定したところで写真を撮っています。

 

そして、電車(ディーゼル車)が通った時

62.9dB程度まで上がりました。

少し距離がありますし、周囲に住宅も建っていますのでそんなにうるさいわけではありません。

 

そして深夜。

32.8dBです。12時近かったこともあり、本当に静かな状態です。

 

ここで、騒音の目安について以下の資料を紹介しておきますね。
                                      出典:岐阜市HPより

 

私も仕事で騒音調査をしたりするのですが、この安価な機種でもそこそこ信頼できる数値が出ており、私の調査感覚とも合っています。もちろん上の表とも合っていますね。

 

(参考までに)

正式な騒音調査では、一定時間の音圧レベルを記録し、そのエネルギー量から「等価騒音レベル(平均値のようなもの)」を算出します。もちろん測定に使用する計器は、検定付きのもので20万以上!!!

業務用計器ですので非常に高価ですが、いろんな測定パターンや機能設定があり測定値は正確です。

今回購入したものは、趣味程度のものですので体温計の値段くらいで買えます。

シンプルに瞬時の騒音レベルが約0.5秒ごとに表示されていくのみです。取説にはなかったのですが、出てくる数値からして、たぶんA特性(人の聴覚特性に合わせた測定方法)だと思います。

今回使用してみて意外と使えるレベルであるということが分かりました(*^_^*)

 

〇屋内で測定開始!!

では、家の中で測定をしてみます。

 

テレビの前50㎝ この時はお昼の番組をやっていました。

63.2dB まあ、こんなものですね。

そしてルンバ君の前

69.4dB   いつもよく仕事してくれますし、全然うるさいと思ってなかったのですが意外と音が出ています。

たぶん、もっとうるさい普通の掃除機の音に慣れているからでしょうね。

 

それではお待たせしました!

テレビも消し、ルンバも止め、屋内の騒音量を測ってみます。(皆さんここが知りたいですよね!!)

 

数値はどんどん下がり、何と、31dB台まで下がりました!!!

私が少し動くだけでもすぐ40dB台後半まで跳ね上がりますので、じぃ~~~っとしていました。

今回はあえて音が入ってきやすい窓際で計測しています。

 

人の活動が多くなる晴れた昼過ぎだというのに、屋内は深夜の騒音レベルより低いとは、本当に驚きですΣ(・□・;)

素晴らしい防音性能です

 

〇静かな我が家で暮らせるということ

実は、過去に土地選びの時、気に入った物件があったのですが、そこは100m離れて交通量の多い4車線道路がありました。

夜になってもまずまず交通量があり、そこで騒音を測るとだいたい60~70dB程度出ていました。(そのころから騒音計を持ち出すほどの変態度合いは発揮されていましたが…)

これは家の中にもある程度は騒音が壁を通過してきますし、リラックスしたい家で常に音圧を受け続け、自分で気が付かないうちに体が緊張し疲れていくのはいやだなと、「この土地は条件がいいけど諦めよう」と家族会議で話し合いました。

 

今、日々の仕事で疲れて帰ってきても、しっかりと安眠ができ、休日の朝は明るく静かな環境で朝をくつろげています。

疲れも早く回復しますし、本当にありがたいことだと感じています。

それは、深夜の屋外より静かな住環境があったからなのだな~と、数値で測って納得しました。

 

強めの雨が降っても、冬に強い風が吹いても、台風が近づいていても、キシむこともなく静かな室内。

ウェルネストホーム(低燃費住宅)の家は過ごしやすいです。

 

そのうち、道路のすぐ横に建っているモデルハウスで測ってみたいと思っていますので、スタッフの皆さんよろしくお願いします(#^.^#)

本日はウェルネストホーム(低燃費住宅)の防音性能を数値でご紹介しました。

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村