こんにちわ夫です(‘^’)ゞ
本日はまたまたモイスネタです。
モイスの性能がすごいことはこれまでも記事にしてきましたが、
私は気になっていたことがあります。
モイスの調湿性能に関しては1㎡あたり40gと紹介されていますが、
それは水蒸気の話。
バスマットなどで使用する場合、モイスの水分給水量はどれくらいあるのか ということです。
気になったことは自分でも実験・検証する!というスタイルの私。
さっそく実験開始。
モイスの吸水実験
用意したもの
今回実験に使用するのがこちらのモイスのコースター
完成見学会でもらってきた10㎝×10㎝のものです。
厚みは約1㎝あります。
見学会に来られたお子さんの絵が描かれていますので、
ちょうど識別用に使用させていただきます。
まずは実験前の重量測定です。
90.4gです。
給水開始
それでは、水槽にポチャリ。
小さな気泡が出てきてますので、徐々に水を吸っていることが分かります。
吸水後、1日置いて取り出し
重量測定
何と140.8g 50gも水を吸っているではありませんか!!
10㎝×10㎝×厚み1㎝の小さな面材モイスが自重の50%以上の吸水能力があるとは驚きです。
1㎡あたりに換算すると5000g=5ℓの水分を給水することになります。
すごいですね~!!
モイスの吸水能力が想像以上に凄いことが分かりました。
そして、ここからが次の実験。
「放湿性能はいかがなものか」です。
放室実験開始
吸水するだけして、そのまま貯め込まれたのでは困りますからね。
風が当たらないように水槽の中に立てて入れ、両側をロックウールで挟んで
サンドイッチ状態にします。
これはモイス君にとって非常に厳しい条件です。
両側にロックウールが密着していることで乾燥しにくくなると思いますが、
実際の壁の中でも外側からロックウール、内側からセルロースファイバーが
密着しているため、このような条件にしました。
ー2日後ー
123.5g
約17.3gの減。こんな状態でも給水量の約34%が蒸発しています。
ー4日後ー
113.2g
約27.6gの減。約54%が蒸発しました。
ー7日後ー
100.7g
約40.1gの減。約80%が蒸発。
ーそして約2週間後ー
92.9g
約48.1gの減。約95%が蒸発。
あと5%の水分は残っているものの、このような条件にも関わらず
水分は速やかに蒸発していくことが確認できましたので、
放湿はこれにて終わり。
低燃費住宅の壁の中にはモイスが使用されている
低燃費住宅の外壁の中にはこのモイスが耐力面材として使用され、一面に張り巡らされています。
モイスは木質系のボードに比べて吸湿・放湿性能に優れ、カビなども生じにくくシロアリにも食べられない。
有害物質も分解し空気を清浄に保ってくれる働きがあります。
もし外壁の損傷で水が浸入した場合でも、ロックウールを通って水が蒸発していくことが分かって安心です。
この多機能建材モイスは心強いですね(^_-)-☆
久々の実験でした。
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