ウェルネストホーム 10月の温熱環境管理

こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ

11月に入っても記録的な夏日が続いていると思ったら、今週はいきなり冬到来ですね。今週末は紅葉狩りに出かけようかと思っていたのですが・・・四国でも山沿いでは降雪を観測しています。

秋がない・・・まさに2季ですね。

さて、家の方はというと、外気の急な温度変化にあまり左右されないので、まだまだ無暖房で過ごしています。

毎時、初冬になると家が温かいと感じるようになりますが、今年もまさに今、断熱性能が高い家のありがたさを感じております。

本日は、10月頃のウェルネストホームの温熱環境について書きたいと思います。

もう11月なのに何で10月? とツッコミたいところですが、今年の短い秋はある対策でまずまず快適に過ごせたのでその報告をしたいと思います。

◆過ごしにくくになる10月◆

毎年10月頃になると外気温が徐々に低下していき、エアコンを稼働していても停止していることがよくあります。屋内の湿度は50~60%で維持されているのですが、室温は27~28℃で外気温より高い状態が続きます。

この絶対湿度12g/㎏を少し上回りながらもエアコンが稼働しないという、一年の中で一番過ごしにくくなる時期が10月です。

エアコンが稼働しなくなるのは外気温が24~25℃あたりになってくると設定温度と変わらなくなるので停止するわけです。じゃあ、18℃あたりに設定して動かしてみたら?と思うところですが、これ実際にやってみるとかなり寒いですよ(;^_^A  とはいえ、最適な冷房設定・除湿設定があるかもしれないので追々追求してみようかなとは思っております・・・。

◆10月の温熱環境の管理は?◆

ということで、エアコンが稼働しない10月の温熱環境管理といえば、

〇換気

・換気システムを熱交換モードから換気モードに切り替える

・浴室の3種換気を一日中稼働させる(←夏、冬はNGです)

・場合によってはレンジフードも稼働させる

・蚊が出ていなければ窓を開ける

などがありますが、要は温度の低い外気と温度の高い屋内の空気をしっかりと入れ替えることが基本となります。

〇洗濯物、湿気対策

我が家は洗濯物は夏は屋外干し、冬は室内干しをしているのですが、この時期の室内の温熱環境を最適に保つには、生活で発生する湿気も屋内に蓄積したくないので屋外干しを継続します。

先ほど、浴室換気を一日中稼働させると書きましたが、これはあくまでも春・秋のみの対策であり、夏にこれをすると湿気を含んだ不快な空気がたくさん家の中に流入することになり、エアコンで除湿していたも絶対湿度12.0g/kg以下を維持することが難しくなります。夏の浴室換気は長くても入浴後1時間程度にとどめてくださいね。

冬の浴室換気は基本的には必要ありません。

冬は入浴後にドアを開けて湿気を屋内に取り込みます。十分浴室内は乾燥するので大丈夫です。家の間取りによっては空気が停滞してカビが生えやすいため、30分程度換気を回すのはありかもしれませんが、ずっと回し続けると低温・過乾燥の空気がたくさん入り込んできますので注意しましょう。

 

このように、10月の温熱環境管理はエアコンが使えないため換気と湿気対策により絶対湿度が12.0g/kgを超えないように管理していくことになります。

 

◆あまり気にしていなかった10月の日射遮蔽◆

もう10月にもなると、夏場ずっと日射遮蔽していたので窓を開けたくなります。

我が家では、いままでエアコンが停止するこの季節になると、感覚的に日射遮蔽を終了していました。

秋分の日を過ぎていますし、これからの日射時間が短くなっていくので日射は基調になってきます。

しかし、しっかり換気しても、湿度対策を行っても、絶対湿度12.0g/kgを少し上回る「やや不快」な状態が10月は続きます。

〇10月の屋内の温熱環境

屋内の温度・湿度に目を向けてみると室温27℃、湿度55%あたりを指していることが多いのに気が付きました。

この状態の絶対湿度は 12.2g/kgです。

この家の特性として、湿度は夏でも50~60%の間にあり、エアコンが稼働しないので除湿することはできません。かと言って除湿器を稼働させると今度は室温が上がってしまうので使用していません。

温度もしかり・・・。

とここで、思いついたのが「室温が上がらないように対策する」ということでした。

具体的には「日射遮蔽」です。

 

既に湿度の管理では屋外干しを継続しておりましたので、これを温度管理の面でも継続してみることにしました。

 

〇日射遮蔽の結果

何となく日射はそろそろ取り込みたいと思いながらも、気温が上昇してくる午前中~15時あたりまでは東・南側の窓の日射遮蔽、午後からは西側の日射遮蔽を継続しました。

その結果、室温の上昇は25~26℃に抑えることができ、絶対湿度12.0g/kgを下回って「やや不快」状態からも脱することができました(*^^*)。

ここで、北側の窓だけはずっと光を取り込むことができるので、室内の照度はまずまず明るい状態を保つことができました。

やはり「北側の窓」は安定して光を取り入れることができ、いい働きをしてくれます。貴重な存在です。

 

◆10月の温熱環境管理まとめ◆

10月の温熱環境管理についてまとめますと、以下のようになります。

①換気

・換気モードでできるだけ換気量を多くする

②湿度対策

・洗濯物はできるだけ屋外干し

・入浴後の浴室換気(3種換気)はずっと回しっぱなしでもOK

③日射遮蔽

・夏と同じように東側・南側・西側窓の日射遮蔽を継続する

 

これまでと異なるのは、③日射遮蔽を継続してみたところですが、

これだけで少し室温上昇が抑えられ、その少しにより「やや不快」状態を脱することができました。

10月まで日射遮蔽を継続するのがウェルネストホームの住まい方なのかとようやくわかってきた次第です。

もう少し早く報告できればよかったのですが、来年の春・秋に皆さんもやってみていただきたいと思います。

来週も寒い日が続きそうですので、皆さん体調管理にはお気を付けください。

 

 

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11月の暮らし

こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ

 

このところ朝夕は冷え込んできましたね。

四国地方は1000m以上の標高の高い地域では紅葉が始まってきていますが、平野部はまだまだです。

 

 

さて、この時期のお約束、本日は晩秋のウェルネストホーム(低燃費住宅)での温熱環境管理について書きたいと思います。

 

 

エアコンの冷房運転はいつまでだった?

 

現在、我が家の2Fエアコンは空気清浄のみの送風運転にしていますが、そういえばいつまで冷房運転だったっけ?

ということで、記憶をたどってみたいと思います。

まずは気象庁の「過去の天気」のデータを見てみます。最寄り地点の10月の状況です。

今年の10月初旬も気温は高めで、中旬あたりまでは最高気温が25℃程度。

1日の平均でも20℃前後でしたし、どうりで暑かったわけです(;^_^A。

 

10月下旬になって、ようやく平均気温も20℃前後になり、秋らしくなってきたという印象です。

 

結局、我が家でも平均気温が20℃を下回りだす下旬頃までエアコンの冷房運転をしていました。

とはいっても、朝夕はエアコンは送風モードになっており、気温が上がっている昼間だけ冷房運転になっていたような感じです。

 

この家に住み始めて今年で4年目になるのですが、年々、エアコンの冷房運転期間が長くなってきていると思います。

ウェルネストホームの住宅は春と秋は外気より屋内の温度が高めになりがちです。1年目や2年目は秋は朝夕に窓を開けて外の涼しい外気を入れたり、換気システムの風量を多くしてみたりといろいろとやっていたのですが、結局のところはエアコンで制御するのが一番楽ということに落ち着いてきました。

 

 

ここ数日の家の温湿度

 

ここ数日ですが、朝夕は一層冷え込むようになり、昨日は最低気温が8℃。

今まで暖かかったので、急に寒さを感じるようになりました。

 

家の中はというと、だいたい25℃前後、湿度は50%程度で落ち着いています。

昼間貯められていた熱エネルギーが夜になっても維持されています。

もちろん暖房は使用していません。

嫁子なんていまだにノースリーブの服で過ごしています。

 

 

もう空気も乾燥してきており、寒さを感じる外から家の中に入ると「ああ、温かい」と声が出てしまうくらいで、ほっこり幸せな気分になります。

屋内の温湿度が外気温にあまり左右されずに温かい。そして体への負担も大きく軽減される。

毎年のことなのですが、この時期になると、この家のありがたさを感じるようになります。

 

 

これからの家の温熱環境管理

 

これまでは、温度管理としてブラインドやシェード、カーテンは閉じ、湿度管理として余剰となる湿気排出のため洗濯物は外干し、入浴後は3種換気で浴室の湿気を早急に外部放出していましたが、これからは逆の管理となります。

 

①日射エネルギーの取得

これからは家の中に入ってくる日射エネルギーはウェルカムです。

外気温が高くなっている日はカーテンを閉めることもありますが、だいたい開けています。

 

②換気システムは送風モード

暖房を使う時期になると換気システムは熱交換モードにするのですが、今の時期はまだ送風モードです。

夜は25℃前後だと寝つきが悪いので、換気システムで外気をある程度取り入れて、少し室温を下げて

お布団が気持ちよく感じる程度にします。

 

 

③入浴後はドアを開けて湿気を室内に取り込む

④洗濯物は室内干し

これからの乾燥対策として、発生した湿気はできるだけ屋内に貯めこむようにします。

洗濯物と入浴後の浴室からはかなり湿気が出ますので、その湿気をしっくいや無垢材などの調湿素材に一時貯留し、家の湿度が適正に保たれるようにします。

そろそろ風邪やウイルス類なども活性化してくる時期ですので、家の湿度を50%程度に維持しておくことが大切になります。

 

おわりに

 

上では家の管理についていろいろと書きましたが、1日の中でこまめに調節する感じではなく、季節の変わり目で日射取得、換気システム、洗濯物と浴室の湿気の制御を変えていく感じですかね。

次の節目は、暖房を使用するようになる12月初旬頃かな~と思っています。

このところ周囲でも咳をしている人をちらほら見るようになりました。

コロナ禍ですので、これまでより神経質になりがちですが、やはり一日の気温差が大きくなると風邪も引きやすくなります。

皆さん体調管理には気を付けましょうね!

 

 

 

 

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温熱環境のコントロールに 悩む時期

こんにちわ夫です。

 

せっかくの3連休なのに天候には恵まれず、久々に家でゆっくりと過ごしております。
たまにはこの家で休日を楽しむのもいいかな~といったところです。

さて、
このところ朝夕は涼しくなってきているのでエアコンは24時間運転にしているもの、省電力運転になっている時間が長くなっています。

夏場は超快適だったこの家も、秋になってくると温熱環境のコントロールに悩むようになります(汗)

ということで、本日は秋、春の湿度管理について書いてみたいと思います。

 

 

春、秋は屋内の温熱環境が管理しにくい

高気密・高断熱住宅は、蓄熱力があるので夏、冬は少ない電力で目標とする温熱環境を維持することができるのですが、
春、秋はその蓄熱性により少し熱がこもり気味になる時があります。
また、湿度が高い日も多いので、依然として室温、湿度共に高くなってしまったりします。

 

昨夜21時の屋外の気温は23.7℃、湿度は81%でした。
絶対湿度は14.9g。
気温は高くないものの湿度が高いので不快な状態でした。

一方、屋内はというと室温26℃、湿度は60%
絶対湿度は12.6g。

もちろん屋外よりは良く何とか許容できるレベルではありますが、どちらかというとやや不快。

 

もう少し湿度を下げたいところですが、24時間換気により湿気の多い空気が一定量ずつ入ってきますし、頼みのエアコンが省電力運転になっているので除湿もほとんど期待できません。

さて、もう少し室内を快適に保つにはどうするか...

 

私は超寒がりなので、冷えるのは苦手です(汗)
室温は下げたくないが湿度は下げたい。

こういう時に威力を発揮するのは「再熱除湿」機能のついたエアコンではないかと思っています。

 

通常、除湿するにはエアコンの熱交換器を冷やして、そこに空気中の水分を結露させてドレーンで屋外に排出することで
室内の湿度を下げます。
しかし、冷えた熱交換器を空気が通る過程で空気も冷やされ、室温が下がってしまいます。

一方、再熱除湿機能のあるエアコンでは、除湿した空気を再び温めて室内に戻すので、室温を下げずに除湿することが
できます。
電気代はかかると思いますが、この再熱除湿機能付きエアコンがかなり気になってしまいます。

 

このあたりは、実際に使われている方のレビューを見て情報収集をしたいところです。

とはいえ、今の設備でも何とかしたいとは考えておりまして...

 

エアコンが省電力運転になりがちな状態で屋内の湿度を適正に保つためには

 

これはなかなか難しい課題です。

しかし、我が家で実践している対策として、以下の3つがあります。

 

①換気量は最弱で

ウェルネストホーム(低燃費住宅)の家は調湿力がかなり高いのが特徴です。
エアコンで除湿するようなスピーディーな除湿はできませんが、漆喰壁や断熱材のセルロースファイバーをはじめとした
調湿力が高い建材により湿気が吸収されていきます。

換気により湿気を多く含んだ空気が流入してくるのを最小限にすることで、徐々にではありますが湿度が下がってきます。

 

②室内で湿気が出る時は速やかに排出する

・調理時と入浴後
調理時はレンジフードを使用、入浴後は換気扇を2時間程度使用して発生した湿気を速やかに外に排出します。
空気の排出と同時に同じ量が屋内に入ってくるわけですが、内部発生した湿気は温度が高く、有しているエネルギー(エンタルピー)は高いです。
同じ高湿度な空気ですが、エネルギー量の低い空気と入れ替えることになるので温熱環境に与える影響は低くなります。

注意しなければならないのは、浴室の換気扇は浴室の熱が取れてある程度乾いてきたら換気扇を切ってドアを開けておくことです。
我が家の場合、換気扇の使用時間はだいたい1~2時間程度です。
そうしないと、いつまでも屋外から湿った空気が入ってきますので。

・洗濯物の室内干し
梅雨時~秋頃までは、できれば洗濯物は外に干したいところですが、雨の日はなかなか乾きません。仕方なく室内干しにするのですが、
我が家ではサーキュレーターで風をあてて湿気を早く飛ばします。


1~2時間程度でかなり乾き、一時的に湿度も高くなりますが、その時だけエアコンの除湿運転をします。

 

③屋内の空気を循環させる
温度と湿度が高くても、屋内で風が循環すれば感じ方も変わります。
我が家が使用しているのはタワーファンです。


サーキュレーターよりタワーファンの方が風が循環するように
感じます。
これは、夏の冷房時も緩やかに屋内の風を循環できるので
かなり有効でした。

 

 

終わりに

春、秋の温熱環境コントロールがやりにくい時期は、あまり長くはないのですが、年間を通じて快適な生活を送ろうとすると、どうしても春と秋のエアコンが省電力運転、もしくは停止してしまう時の対策がネックになってきます。

他のOBさんがされている対策なども是非聞いてみたいものです。

そろそろ再熱除湿付きのエアコン導入を検討するか...(汗)

 

既にインフルエンザが集団発生しているというニュースもありますし、
皆さん体調管理には気を付けましょう。

 

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