こんにちわ夫です(‘◇’)ゞ
7月末になり、連日猛暑日が続いていますね(;^_^A
皆さんお元気でしょうか。
ここ香川県では、本日の14時で暑さは33℃でほどほどですが、湿度は63%。
この状態の空気の絶対湿度はというと、何と20.09g/kg !!!
空気中にはかなりの水分量が含まれています。そしてその水分の温度が33℃。
ぬるいお湯の中にいるような感じで、熱中症への警戒が必要とアナウンスされるわけです。
我が家は2階エアコンを24時間運転にしており、今の時点で2階は
27.9℃ 湿度55%です。
絶対湿度は12.9g/kgとなっており、快適さの指標となる12.0g/kgを若干超えています。
ということで、エアコンは冷房運転から除湿運転に切り替えました。
室温は下げずに空気中の水分量を減らしていくイメージでコントロールします。
さて、本日は家の中の空気の対流について書きたいと思います。
我が家の間取り
まずはじめに、我が家の間取りについて書きたいと思います。
我が家は、1階も2階も階段を中心とした回遊型の間取りとしています。
(回遊型間取りのイメージ図)
出典:収納が「増える回遊」「減る回遊」の分岐点 | リビング・寝室・居室 | 住み人オンライン (lixil.co.jp)
若干配置は異なるものの、上の図のような感じです。
このような間取りとすることでどんなメリットがあるかというと、
①子供たちが走り回って追いかけっこする!! (-_-;)
まずはお約束ですが、このような間取りは子供たちの格好の追いかけっこ場となります。
時計回りにバタバタしていたかと思えば、いつの間にか反時計回りになっていたりで、
いや~もう賑やか賑やか (^▽^;)ハハハ・・・
ま、子供たちがかなり楽しそうなので良しとしましょう。
おかげで家の中の熱量が上がってしまうので温熱環境的には良くありませんが、
あと数年もすれば落ち着いてくれるでしょう。
②空気の巡りが良くなる!!
はい、ここからがまじめにメリット編です。
回遊型の間取りは空気が良くまわります。
家の中の空気が良くまわると、エアコンの温風や冷風が隅々まで届きやすくなります。
そのおかげで洗濯物もよく乾きます。
夏は2階のエアコン1台で冷房運転をしているのですが、エアコンから出た冷気がまずは2階全体を巡り、
階段を下りてきて1階全体を巡り出します。
夜、1階で寝ているとひんやり冷気が回ってきて気持ちいいです。
あと、実は階段に座ると冷気がどんどん上から降りてきてめちゃくちゃ気持ちいいです(*^^*)
夜は下の子が階段に座って涼みながら牛乳を飲んでから寝るのが就寝前のルーティーンになっています。
③湿気の巡りも良くなる!!
そしてさらに、実は湿気の巡りも良くなるんです!
特に冬ですが、入浴後は浴室のドアを開けて湿気を室内側に逃がします。
この回遊型の間取りのおかげで、浴室から出た湿気は停滞することなく家の中に拡散していきます。
脱衣所の温湿度計では、ドアを開放直後は湿度70%あたりを示すことがありますが、これが速やかに50~60%あたりに戻ります。
あと、先ほども書いたように湿気が停滞しないので浴室も早く乾きます。
オーナーさんの中には浴室にたまにカビが出てしまう。という方もおられるようですが、間取りによっては湿気が停滞しやすいのかもしれません。
④生活動線が良くなる
そして、空気の巡りや湿気の巡りとともに、生活動線もよくなります。
例えばキッチンから脱衣所、リビングからトイレ、洗濯もの関連の動線など、
目的の場所へのルートの自由度が増えることで、生活動線がよくなります。
これも家事をこなしていくにはかなり助かります(*^^*)
⑤開放感が出て家の中が広く感じる
そして、回遊型のゾーンとなっている場所では、普段はドアを開けておく使い方が多くなります。
リビングやキッチンから反対側の部屋まで繋がる形になりますので、空間が広くなります。
開放感も出ますし、家の中が広く感じるようになります。
上記のように、回遊型間取りは空気の巡り、湿気の巡り、生活動線がよくなる、家の中が広々使える、
というメリットがあります。
回遊型間取りのデメリット
さて、回遊型間取りのデメリットというと
・収納場所を確保できる場所が限定される
・ドアを開け放すとプライバシーがなくなる。
などがありますね。
回遊ゾーンには収納場所がとりにくくなるので、どうしても端のスペースにまとめて取るという形になると思います。
また、ドアが開いていて開放感があるということは、プライバシーがトレードオフとなります。
回遊型間取りにはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
これから設計される方は、予め収納場所やプライバシー確保などもしっかりと考えて間取りを組んでいく必要がありますね!
子供部屋の仕切り
さてさて、ここからが今回の本題となるのですが、回遊型間取りで快適に過ごしてきた我が家ですが、このたび、2階の子供部屋を2つに分割することとなりました。
工事の様子がこちらです。
今までは一緒にいることが多かった子供たちですが、小学校高学年ともなると「自分の部屋が欲しい」と度々懇願されるようになり、「そうだよね~」ということで、この運びとなりました。
我が家の子供部屋は3.6畳+3.6畳です。今までは7.2畳の1部屋として使ってきたのですが、いよいよ3.6畳の2部屋に分割です。
中央に壁を設置して分割するのですが、空気が流れるように上部を開けておく案も提示されましたが、子供たちのプライバシー確保のため、隙間のない壁としました。
いざ工事が終わってみると、子供たちも「狭い」とポツリ(-_-;)。
7.2畳→3.6畳と半分になるわけですので、仕方ありません。
まあ、1か月ほど過ぎた頃にはもう慣れたのか、それぞれの部屋に入って各々遊んでいることが多くなりました。
我が家の失敗
そして、我が家の失敗です。
我が家では、夏場はほぼ2階エアコン1台のみで温熱環境の管理をしています。
その重要なエアコン1台を何と、子供部屋に設置してしまっていたのです。
子供部屋ですから、当然ドアを閉めることが多くなってきます。
そうなると、冷気は子供部屋の1つだけに留まってしまい、家の中は暑い、子供部屋は寒すぎ。
といったことになるのです。 ガーン(>_<)。。。
このあたり、はっきり言って設計段階では「全く考えられていなかった」です。
子供部屋を分割する段階になって初めて気が付きました。
猛反省(-_-;)。
ウェルネストホームの家の外壁はしっかりと気密処理がされてあり、中にはセルロースファイバーが詰まっています。
新たに外壁に穴をあけるためには、その部分のセルロースファイバーを一度取り除き、気密を取り直し、
再度セルロースファイバーを充てんする作業が必要になり、大掛かりな工事となります。
いや~困った(-_-;) (←何度も登場します。)
今のところは、子供部屋はドアを開けてもらっていますが、あと数年内には他の場所にエアコンを移動させるか、新たに設置するか、対策を講じないといけません。
マジで困った(-_-;)
温熱環境面でのデメリット
現時点では、下の写真のように子供部屋のドアを開けてエアコンを稼働させています。
エアコンが設置してあるのは右の部屋です。
これで何とか冷気は家の中を巡ってくるのですが、
意外にも、「冷気の巡りが格段に悪くなった」のです。
たかが壁一枚を設置しただけなのですが、
右の部屋は冷気で寒い、左の部屋は冷気がこなくて少し暑い。
そして、今までは上の写真の2つのドアから冷気が出てきていたのが、その開口面積が半分になり
家全体への冷気の巡りが阻害されるようになりました。
壁一枚でここまで冷気の巡りに影響が出るとは思いませんでした。
おわりに
ほぼ満足して生活できているこの家ですが、2階のエアコン設置位置については「完全に失敗」でした。
これから家の間取りを設計される方、仕切って使用する子供部屋にはなるべくエアコンを設置しない方がいいと思います。
2階であればフリースペースや廊下など、共有部分での設置をお勧めします。
1階部分はたいていキッチンやリビングなど共有スペースに設置することが多いと思いますが、2階部分についてはしっかりとケースを踏まえて検討してくださいね。
参考になれば幸いです。
これからも暑い日は続きます。湿度の高い日は熱中症の注意が必要ですので、くれぐれも気を付けてくださいね。
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