冬のウェルネストホーム(低燃費住宅)の家の中の温度差を検証

こんにちわ夫です(・ω・)ノ

もう3月になりまして、気温が10℃以上になる日も多くなりましたね。

我が家は晴れている日の日中~夜間は無暖房でも20℃を維持しております。

先日、ご近所さんの低燃費住宅オーナー邸を訪問させていただいたのですが、

やはり暖房はほとんど使用していないとのこと!躯体性能の高さに十分満足されているようでした(#^.^#)

 

さて、本日は

「ウェルネストホーム(低燃費住宅)では、冬にどれくらいの屋内の温度差が生じているのか」について報告したいと思います。

 

我が家の温湿度計

実は、これまでの来客でよく言われていたことがあります。

「この家、温度計がいっぱいありませんか?」

 

確かに・・・モデルハウスより多いかも(;・∀・)

 

ネットでショッピングする際によく見ているせいか、温湿度計の広告が頻繁に表示されます。

おお~こんな商品もあるのか!評価を確認して...速やかにポチリ。

ついつい試してみたくなるのです。

 

いくつになったのか、リビングに全員集合しました。

この他に、ちょうど電池切れになっていたものがありますので現在7台でした。やはり多い!

1000~2000円程度の安価な温湿度計にもかかわらず、全てが温度21℃台で誤差1℃以内。湿度は50~54%で誤差4%以内。(左上の温度計は上段の値を見てください)

この値段帯の温湿度計は誤差が大きいので(特に湿度)、それからするとかなり優秀な結果となりました。

というのも、これまで誤差が大きくお役御免になった温湿度計も数個あります。だいたい合っているかな~というものだけを残してきました。

 

ちなみにですが、この時の2月9日14時台の外気の気温は8℃。晴れていましたので無暖房です。

 

検証開始

では、これから家の中の各所に配置していきます。

・ダイニング(1階の中央)

・リビング(吹き抜け部の窓に近い場所)

・脱衣所(最も確認すべき場所)

・浴室(最も確認すべき場所)

・2階フリースペース(2階の中央)

・玄関(実は家の中で一番?寒い場所)

以上の6か所で気温が下がった夜に測定します。

一番の目的は冬にヒートショックが生じやすい脱衣所・浴室とリビングの温度差を確認したかったのですが、

このように温湿度計も多いので多箇所に配置しました。

冬のウェルネストホーム(低燃費住宅)の家の中はどれくらい温度差が生じているのか⁉

 

2019年2月9日 21時台 外気の温湿度

まずは測定した21時台の外気の温湿度を紹介しておきます。

21時台の気温は5.3℃、湿度は62%です。

瀬戸内の冬の2月上旬としては平均的な気温です。

湿度が62%とまずまずあるように思えますが、気温5.3℃ですので水分が含むことができる水蒸気量は低くなります。実際の空気が保有している水蒸気量(絶対湿度)はというと、3.4g/空気1㎏です。

 

家の中の温度差 測定結果

お待たせしました。家の中の各所の温湿度についての結果です。

この日は夜の7時くらいから1Fの8畳用エアコンを21.5度設定で暖房運転をしておりました。

〇ダイニング(1階の中央)

温度21℃、湿度55%

おお~! 昼とほぼ一緒です。ひょっとして・・・温湿度計が壊れてる??

いやいや、毎日温度、湿度ともに針は振れており正常です。

家の中の絶対湿度は8.25g/空気1㎏

加湿器も使っていないのに、外気の倍以上の水蒸気を含んだ潤った暖気が家の中に満たされています。

 

〇リビング(吹き抜け部の窓に近い場所)

電池を入れ替えて復帰した子です。

吹き抜け部で窓際にもかかわらず温度は21℃、湿度は49%。この子は湿度が少し低めに出るのでほぼ同じ湿度だと思います。

窓からの熱損失やコールドドラフトはありません。

 

〇脱衣所、浴室(最も確認すべき場所)

冬に最も注意すべき空間の脱衣所と浴室です。

まずは脱衣所から

脱衣所の温度は20℃、湿度は58%。

水栓のすぐ横ですので湿度が高めです。

浴室はというと↓

温度21℃、湿度52%。

我が家では、お風呂の給湯時は湯船の蓋をして扉を開けています。

その効果もあるとは思いますが、冬の夜にリビングとほぼ同じ温湿度を維持しているのは素晴らしい!!!

さすがのウェルネストホーム(低燃費住宅)です(*^_^*)

 

〇2階フリースペース(2階の中央)

では、2階です。

こちらも温度21℃、湿度51%。

2階は温まった空気が上昇していくので1~2℃高めになることが多いですが、この日は1階とほぼ同じ。

 

〇玄関(実は家の中で一番?寒い場所)

最後に、家の中で断熱が弱くなりやすい玄関部分です。

温度20.7℃、湿度55%。

リビングや脱衣所では床下に断熱材が施工できるので地面や基礎からの冷たい熱の伝搬(熱橋)を遮断できるのですが、玄関部分はというと、たいていは地面から基礎コンが玄関下まで続いておりますので冷えます。

それから、玄関ドアも無断熱のものが多くコールドドラフトも発生します。

 

ところが、ウェルネストホーム(低燃費住宅)はというと、きちんと対策がされています。

基礎コン部分にも断熱材を施工しており、玄関ドアも断熱性能の高いものを紹介してくれます。

コールドドラフトも発生しませんし、リビングと同じ温度が玄関でも保たれているのは、これまた素晴らしいです!

 

まとめ

外気温が5℃程度となる瀬戸内の平野部の夜、ウェルネストホーム(低燃費住宅)の家の中の温湿度はほぼ均一でした。

ヒートショックの原因となる脱衣所・浴室とリビングの温度差は生じていませんでした。

 

床暖房をしているわけでもなく、24時間空調をしているわけでもなく、昼は日射エネルギーを取り込み電力を使わずとも温室のように暖かい。朝と夜に少しだけ小さなエアコン1台を稼働するのみ。それで家の中全体で均一な温熱環境が保たれているのは本当に素晴らしいです。

 

この家に住み始めて2年が過ぎましたが、いつも家のありがたみを感じております。

 

あ! 皆さん申し訳ありません。トイレの温湿度を測るのを忘れていたことに今気づきました(;^_^A

でも、たぶん同じです。

 

これからは花粉の季節ですね。皆さん体調管理には気をつけましょう!

 

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

2019年 1月分の電気代

こんにちは、嫁子です(・Θ・)

 

お庭のクリスマスローズの花がいよいよ開きそうになってきました。

玄関先のツルニチニチソウも花開いているのに気付きました。

花が咲くまでノーマークでごめんね。笑

 

寄せ植えも早春ver.です。

花があると本当に気持ちが和みます♪

 

さて、前置きはこのくらいにして、今日は2019年1月分の電気代のご報告をします。

 

お先に毎度お決まり、我が家の基本情報です。

我が家の基本情報

・オール電化

・吹抜けあり2階建

・延べ床約35坪

・4人家族

・夫婦共働き

暖房は1Fに設置の8畳用1台を運用

・太陽光発電あり(余剰電力買取)

 

2019年 1月分の電気代

算定期間

2019年1/8〜2019年2/4

 

請求額

請求額は 9,673円 !!でした。

ヨシっ!真冬だけど、請求額が1万円をきったぞ~~♪

先月は1万円オーバーしたから余計に嬉しい♪♪

……かな?

 

消費電力量等の内訳

では内訳や補足説明に参ります。

料金体系は 昼間/夕方/夜間 の3つの時間帯で異なっており、それぞれの内訳は以下の通りです。

(請求額には基本料金、再エネ賦課金を含みます。)

 

エコキュートの設定を「自動」に戻した省エネ効果が出ているのかな?

真冬の電気代請求が1万円を切ってとても嬉しいですが、もう少し詳しくみてみましょう。

 

1月分の電気代算定期間は28日分となっていますので、単純に1日あたりに換算すると345円。

かたや先月分は算定期間が34日分あり、1日あたりに換算すると308円でした。

請求額だけ見ると下がったように見えますが、1日あたりでみると12月分より1月分の方が電気利用は多かったようですね。

(もしやこれって、毎月の請求額のバラつきを小さくするための電気会社の策略なの?

12月は年末~年始と正月休みだったから、検針が少し遅れたのかな?)

 

何にしろ、年間で最も寒い1月の電気代が1万円を切っていたのだからやっぱりホッとします♫

 

しか~~し!!

「再エネ発電促進賦課金」が1,064円も請求されていて、月の電気代の約10%を占めています。

これは毎月の使用電力量に対して一律にかかってきます。ちょっと高くない???汗

しかも、これからもこの賦課金の率は毎年上昇することが決まっているので確実に電気代が上がってきます。

電力が自由化になったら…もしかして電気代もガソリン価格みたいに急上昇したり急降下したりするのかな…怖

 

太陽光を載せて売電収入があるのは10年、もしくは20年だけ。

(買取価格もどんどん下がっているし…そのうち買取自体がなくなるかも…?)

躯体性能のみで省エネになる家は、売電収入がなくなった後も、電気代が急上昇したとしても、その影響リスクが小さい! 安心感は大きいです(^^*

 

あ、そういえばこれから先、太陽光パネルを撤去するときの費用がどれくらいになるのか調べてなかった(汗)

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

高気密・高断熱住宅の弱点を克服する家

こんにちわ夫です(・ω・)ノ

2月も半ばを過ぎましたが、まだまだ寒波が来ていますね。

この時期、毎日家に帰ってくるたびに「あ~、あったかい家だ。」と喜びを感じます。

玄関先の温湿度計はこの通りです。

 

外気温は8℃。この日は晴れ間がありましたので朝から無暖房。

日中に日射エネルギーをしっかりと取り込み、高気密・高断熱な壁と窓がそのエネルギーを逃がさず夜まで維持してくれます。この日もエアコンを使用したのは早朝と夜の計2時間くらい。

本当に低燃費な家です。

 

さて、前回の記事では高気密・高断熱住宅が光熱費も安く、健康にも良いということをお伝えしました。

今回は、家の快適性に欠かせないもう一つの要素について書きたいと思います。

 

〇高気密・高断熱住宅の弱点

ここ数年はいろんなビルダーが「高気密・高断熱」な住宅を提供してくれます。

この傾向は日本のエネルギー事情や二酸化炭素排出量を削減するうえで非常にいい方向だと思います。

ランニングコストは抑えられるし、寒い家に比べて健康に暮らせる。

しかし、その高気密・高断熱住宅にも弱点があります。

 

それは、住宅内の「過乾燥」です。

 

〇過乾燥のメカニズム

住宅内が過乾燥になる原因について、以下の図が分かりやすいので紹介します。

出典:「未来の世代につなぐ家 The  Wellnest  Home p59」

 

まず、外気が含む水蒸気量を考えてみます。

(分かりやすくするため数値は整数で示します)

外気が5℃・湿度50%の場合、その空気は1m3あたり約3gの水蒸気量を含んでいます。

この空気を家の中に取り込み、エアコンで23℃まで室温を上昇させます。

23℃の空気が含むことのできる水蒸気量は約20gです。

すると、空気が含有している水蒸気量は変わらないので湿度(相対湿度;空気が含むことができるmaxの水蒸気量に対する現在の含有水蒸気量)は15%になってしまいます。

簡単に言えば、水蒸気量が同じで空気の温度を上げると湿度(相対湿度)は低下する。ということです。

これが過乾燥となるメカニズムです。

 

高気密・高断熱住宅で過乾燥が問題になるのは、気密性・断熱性を確保したおかげで容易に目標温度まで室温を上昇させることができるようになったからです。まさに室温上昇に伴う相対湿度低下です。

これが、気密性が低く断熱性能の弱い家ではそこまで温度が上がりませんし、「ストーブ+やかん」が使用できるので、ある程度の湿度の確保がしやすかったからです。その代償としてアルミサッシ部分で結露がすごいことになりますが・・・

注)高気密・高断熱住宅でストーブを使用するのは一酸化炭素中毒のリスクがあり非常に危険です。

 

ほとんどの方は電気代も安く、メンテナンスも容易なエアコンを使用しているのではないかと思います。

 

 

〇過乾燥による影響

家の中が過乾燥になれば健康面で大きなデメリットが生じます。

◆乾燥肌

乾燥した空気はあらゆるものから水分を奪います。これにより、洗濯物はよく乾きますが乾燥した空気が必要とする水分量はまだまだ足りず、人体からも水分を奪います。これにより、乾燥肌などのアレルギーが発症してしまいます。

わがチビズも以前は乾燥肌でケアに苦労しました。肌の疾患は本当につらいです。

◆喉の疾患

部屋の空気が乾燥していると、すぐに喉がイガイガします。そして喉の疾患にかかりやすくなります。

私も以前住んでいた家では毎月のように喉の疾患にかかり、耳鼻科のお世話になっていました。抗生剤も飲みますし体への負担も大きかったです。喉の疾患も本当につらいですね。

◆ハウスダスト

空気が乾燥すると空気中を舞う埃が多くなります。これが原因になりハウスダストのアレルギーが生じてしまいます。実際に私もそうでした(-_-;)

◆風邪、インフルエンザ

空気が乾燥すると風邪やインフルエンザウイルスが活性化・増殖し、感染するリスクが大きくなります。

この冬もインフルエンザは大流行していますし、部屋の湿度を適正に維持するようよく注意喚起されています。

 

〇過乾燥を防ぐには

過乾燥を防ぐには加湿しかありません。

加湿器を使用するのが一般的ですが、必要以上に加湿すると今度は断熱の弱い部分での結露のリスクが高まります。

結露すると ⇒ カビが発生 ⇒ ダニが発生 ⇒ アレルギー疾患発生

という悪循環に陥ってしまいます。

私の以前の住まいもそうでしたが、加湿器で加湿 ⇒ 窓・アルミサッシ部分で結露しまくり=除湿

という住環境だと目標湿度に達するより先に悪循環が発生してしまい、加湿すればするほど不健康。

といったことになりかねません。湿度の管理は難しいのです。

中には空調設備でも湿度制御できるものがあります。しかしそれでも冬は湿度40%前後まで、しかも機器の導入費用が一戸建てでも100~200万と高額になり、メンテナンスコスト・ランニングコストは数十年先には物凄い額になってしまいます。

湿度の管理は健康を保つうえで非常に重要な項目でありますが、その管理には加湿機器なり、空調設備の導入と運転費用(エネルギー)が必要になります。

 

〇ウェルネストホームの凄いところ

私たちがビルダー選定の後半に最も注目していたのが「湿度の管理」でありまして、高気密・高断熱住宅の過乾燥という弱点をどう克服するかということでした。

いろんなメーカーの完成見学会では、漆喰仕上げにしている部屋(あえて部屋といいます)は夏も冬も快適で素晴らしい。という体験を何度もさせてもらったのですが、それは漆喰の持つ調湿性が大きく働いているからでした。

そこで、できれば漆喰仕上げにしたいが、しかし施工面積が大きくなればその分費用もかさむ。

いっそのこと導入費用とランニングコストがかかってもデシカのような空調設備で管理する方がいいのか。

悩んだ時期がありました。

そして、これはまた機会があれば書きたいと思いますが、一戸建住宅で必要な調湿量ってどのくらいなのかを計算し、あらゆる建材の調湿量を調べ、総合し、この住宅の仕様だとどのくらいの調湿量があり、あとどのくらい機器に頼った調湿が必要かを見るようになりました。

ちなみにですが、壁、床、天井にビニール製のクロスなどを貼っていれば調湿性はゼロになり、全面的に機器・エネルギーに頼った調湿が必要になります。

 

そうした中で選んだのがこのウェルネストホームの家でした。

・1Fも2Fも無垢床

・壁と天井は調湿性能と空気清浄機能を有する漆喰を全面施工

・断熱材には凄い量の調湿性能を備え、防音性・防虫性・不燃性を有するセルロースファイバーを使用

・壁の中には調湿性能と空気清浄機能を有する耐力面材モイスを使用

家全体で考えた場合に凄い量の調湿性能を有しており、冬に加湿器を使わなくても常に湿度50%を維持してくれます。

そして、本当の意味でのゼロエネルギー。

建材の組み合わせと、各建材の持ついいところを十分に引き出し、私たちの理想以上の高気密・高断熱・調湿性能を有する家がこのウェルネストホームの家でした。

 

常に適正な湿度で生活をしていますと風邪をひきにくくなります。

乾燥肌も治り喉の疾患にもかからなくなる。チビズが咳をしていても一晩寝れば治っている。ということは多いです。

そういった意識を持ちまして、上の写真をもう一度

無暖房でこの温度はもちろん凄いのですが、加湿器なしで湿度50%を維持している素晴らしさ。

この潤った暖かい空気に包まれる瞬間が幸せです(#^.^#)

 

 

ウェルネストホームの家は安全性の高い自然素材にこだわり、窓の断熱もしっかり、壁の中もいい断熱材がぎっしりと詰まっていますので、ローコストのようには建てられません。

しかし、メンテナンスコストとランニングコストを積み上げていった場合は老後には総額で安くなっている。

そして、さらに長寿命が加わりそのメリットが継続する。

その間、快適で健康的な生活を送ることができ、ヒートショックやその他の住宅が原因となる健康リスクを避けることができる。

 

高気密・高断熱住宅に調湿性能が加わった家、皆さんにオススメしたいです。

各地のモデルハウスで宿泊体験もできますので、真夏や真冬の気候の厳しい季節にぜひ泊まってみてください!

 

そろそろ年度末モード。皆さん体調管理には十分にお気を付けくださいね。

 

 

↓ブログランキング参加中↓
下のバナーを1日1回ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 住まいブログへ