断熱材 セルロースファイバーってどうなの?

こんにちわ、夫の方です。

内断熱材のセルロースファイバー!
本日はその機能について書きたいと思います。


現在の日本の住宅においては、まだまだグラスウールが主流です。
グラスウールは安価ですが、施工が悪いと結露したりカビが生えたり💦

それから最近増えているウレタンやポリスチレン系は軽量で施工しやすく断熱性能もいい。
しかし、こちらも施工が悪いと配管周りに断熱欠損ができたり隙間に虫が入り込んだり、ネズミがかじったり。
シロアリの大好物だったりするところはちょっと不安です~_~;

安全性、断熱性、防音性、調湿性、耐火性、防虫性・・
いろいろ考えると、断熱材はセルロースファイバーを使いたいと思うようになりました。こちらも施工が難しいですが( ̄◇ ̄;)

住宅寿命の長い海外でもこのセルロースファイバーは多く使われています。


セルロースファイバーの優れている点を以下に取り上げてみました(^-^)

安全性

多くは新聞紙から作られますが紙の原料は木材で自然由来の素材です。

ホルムアルデヒド放散試験では
F☆☆☆☆以上
↑エフフォースターと読み、かなり安全性が高いらしいです。


断熱性能

1本1本の繊維の中に小さな空気胞があり、これが高い断熱性を生み出します。

また、電気配管の周りにもびっしり詰め込まれるので「断熱欠損」も生じにくいのが特徴 です。

※デメリットとして後から壁に配管を通すという作業はしにくくなります。



防火性能


紙原料なので燃えるのでは?と思いますが、既に繊維になっておりホウ酸系薬剤処理により炭化するだけで燃えません。

結露防止と調湿性能 

内外の温度差による壁内結露を防止し、
家をカビや腐朽菌から守ることで何十年と壁を健全に保ちます。また、高い調湿性能により快適に過ごす事ができます!
※この効果を活かすためにはビニールク ロス等はNG、湿気の移動を妨げない壁でなくてはなりません!!
↑ここをクリアしてるところが凄い。私達が低燃費住宅に決めたのはこれが大きいです(^_^)


防音性能

道路交通騒音など外部からの音をめちゃくちゃ低減します! 交通量の多いところや工場近くでも安心です。

反対に内からの音漏れも遮断するため、声がもれることもなく音楽も楽しめます♫ 
↑これも凄いです


撥水性能

湿気は吸収・放湿しますが何と水分は撥水します。(湿気は気体ですが水分は液体、性質が違います。ゴアテックスが湿気は通すが水分は弾くのと同じような機能です)壁や天井に漏水があっても吸収しません





防虫、防カビ性能

ホウ酸系薬剤は眼科で目の洗浄に使われるほど人体への影響が少ない薬品ですが高い防虫、防カビ性能を持ち合わせます。
 虫や小動物は敬遠します( ^_^)/~~~


現在ではいろいろな断熱材、断熱ボードが出回っており、「断熱性能」に限ればより優れたものもあります。
しかし、これだけ多面的に優れた性能を発揮するセルロースファイバーが標準仕様になっているのは本当にありがたいことですm(_ _)m






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…続きです

グラスウールはきっちり施工する事が重要、というご意見をいただきました。

確かに、素材を活かすもダメにするのも施工技術。断熱材選びでは、その素材の良さが確実に活かせるように施工できるか、という事も十分に考慮しなければなりませんね!
ところで、このセルロースファイバーの効果の持続時間、どのくらい続くのか…(・_・;
すごい昔のサンプルで実験しているデータなどがあれば見てみたいものです。

“断熱材 セルロースファイバーってどうなの?” への3件の返信

  1. こんにちは。セルロースファイバーは確かに優れた断熱性能を持った素材です。記事の様子からも腕の確かな方が施工されてとても温かいいい家が出来そうです。ところで、それはいいのですが、断熱材に関して何がベストかという事は単純に言い切れないものです。セルロースファイバーが優れた断熱材であるという事は構わないのですが、その一方でグラスウールを否定されるのは同意できません。また海外でセルロースファイバーが主流だとお書きになってますが、それを示した客観的な数値を私は存じ上げません。セルロースファイバーを推進する会社のHPで、北米で比較的多いというのは見たことがありますが、業界が出しているものではなく第3者の数字の方が安心できますね(笑)
    そして、お書きになっている「グラスウールは安価ですが湿気に弱く結露したりズレ落ちたり、カビが生えたり、他にもいろいろと書かれています」は比較対象説明としては全くふさわしくないものです。なぜなら、グラスウールは「半永久的に変質しない」優れた特性を持つ断熱材です。この無機質繊維系断熱材は、施工が正しく行なわれれば半永久的な耐久性を持ちますが、逆に施工が悪く湿気などを含んでしまえば、仰る通り極短期間で使い物にならなくなることもあります。ただし、それはあくまで施工精度が悪く、その性質を理解していない工事業者が誤った使い方をしている際に起きることです。
    例えば、日本のスウェーデンハウスが当初からグラスウール充填断熱を採用しているのは有名ですよね。また、スウェーデン本国や他の北欧諸国をはじめEU諸国ではグラスウール、あるいはロックウールがもっとも多く使われている断熱材だと私は認識しています (続く)

  2. (続けてすみません)
    一方で、一昔前のあまり施工がよくない工務店さんと言えば・・袋に入った断熱材を隙間だらけに打ち付けるだけ・・なんていうのがあったことも事実です。今になってもそういった誤ったイメージが(グラスウールはダメ)独り歩きすることは、まじめに完璧に施工しているグラスウール断熱業者さんに石を投げるようなことにも思えてしまうのです。
    グラスウールは優れた断熱材です。しかし施工する際にはきちんとした施工精度、十分な厚み・密度、また壁内に(室内の)湿気を入れない気密工法がとても重要です。このように材料と施工方法の組み合わせをトータルで高い次元でクリアすることが必要条件にはなりますが、グラスウール(ロックウール)がダメだという事は全くないはずです。発砲系断熱材の雄であるアイシネンも施工業者さんによってはきちんと隙間なくできていない場合に問題になることもあったやに聞きました。セルロースファイバーもきちんとした吹込みが出来ないと本来の性能を発揮できないばかりではなく、家本体にも影響与えますよね?それと同じことなだけです。
    セルロースファイバーの優れた面、ご自身が採用された経緯、惚れ込んだ理由を書くのは大変結構です。ただ、他の素材を否定されない方がスマートだとも私は思います。
    この記事を読んだ方で、あ・・グラスウールはやっぱりだめなのかなと誤解される方がいたら、ちょっと悲しいし残念です。
    もっとも、いろんなものを見て勉強をされてきたであろうブログ主様であればそんなことはご存じなような気もするのですが・・

  3. mazzyさんこんばんは夫の方です。
    いつも読んでくださりありがとうございます。
    ご指摘の件、ごもっともです。断熱材はそれぞれにメリット・デメリットがあり、気候や重視する項目により何がベストかは一概には言えません。そして、何より施工が確実に行われる事が重要であると思います。
    なにぶん素人ですので、表現が適切でない部分も多々あろうかと思います。ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m

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